Nicotto Town



兵馬の旗

幕末を舞台としたかわぐちかいじさんの最新作「兵馬の旗」。
舞台は江戸時代から明治へと変わる転換期で、幕府軍と薩長連合軍の戊辰戦争から物語は始まります。
主人公の宇津木兵馬は、幕府方として幕府伝習隊の一隊を率いています。
兵馬は、海外留学をしたエリートでロシア人の奥さんがいます。
そんな彼が帰国した理由は、家族(海外にいる妻と子)に誇れる国を作るため。
彼のライバルが薩摩の村田新八郎。村田も海外留学しており留学中の兵馬の恩人ですが、薩摩の人間であり兵馬とは敵対する立場となります。
二人の関係がどう展開していくのかが注目です。

「沈黙の艦隊」、「ジパング」そして「太陽の黙示録」と壮大なスケールで日本という国家像を問うてきたかわぐちかいじさんの新作は、今回幕末物になりましたが過去の作品と同一線上の現代感あふれた作品となっています。
日本という国家の方向が定まらない中、明治維新に範を求めて考え直すこともよいかもしれません。




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2012/05/05 20:27
>カトリーヌさん
負け戦さや同族の争いは、積極的にはPRしたくないのでしょうね^^
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2012/05/04 18:56
日本の方向が定まらない時いうと、
マンガや小説や某公共放送の大河ドラマで、モデルに取り上げられるのは、
幕末~明治維新、戦国時代~江戸幕府開業、源氏平氏対立時代、
の3つですよね。

でも、
太平洋戦争終戦~戦後復興、建武の新政~南北朝、白村江の戦~壬申の乱だって、
日本史における大きな転換期ですよね。
なぜ、取り上げられるチャンスが少ないのか不思議です~~。




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