Nicotto Town



お涼の活躍7寛太募集(忍者物語)27


侍の体制が崩れた瞬間に忍者は間一髪で

背中から切ろうとしていた侍に向けた。

あっという間だったので忍者を切ろうと振り下した刀の所に

味方の侍が来たのが見えたが刀は止まらない。

動揺した其の侍は次の瞬間

他の忍者にやられた。

其れを知らないで同じ事をした侍は


背中を見せた途端にぶつかってくる男に

付かれて体制を一瞬崩し、

元に戻されるか、忍者の後ろに誰もいないと

刀を持って居る手を切られた。


仕掛けの音を聞いてやってきた男達と言っても

農夫15人足らずである。



其れと最初の3人の忍者と

正太達の4人組と斧を持った樵と

鍬を持った農夫が3人とお涼が先に来ていた人数。




全部足しても、30人に満たない。


お涼と足軽を入れても、

殺しの専門家はこっちは5人である。


それで次から次と登ってくる刀を持った侍と

戦うのである。


勝つ訳がない。


が、勝ったのだ。




其れは与一のやり方を見ていた農夫達が

其れを真似た。



兎に角侍が背中を見せると瞬時に鎌を振り落した。

侍も今まで鍬を振り上げても逃げ腰で

後ろ姿で下がっても逃げ出していた。



其れが、農夫が間髪入れず鎌を振り落すのである。


其の為に気を取られると手練れの忍者だ。

一瞬の隙で刀を持って居た手を切られる事に成る。

忍者の刀を持って居る手を離せないし、

後ろにも向けないとなると4つに組んで動けない。

そうするとシノで脇腹で突かれる。

そうするのだと解った樵が4つに組むと

斧で脇腹めがけて振り落す。


シノでチョンと手を出して突くのと斧では違う。


樵は自分の場所の左端で

其の下から侍が上がって来れない急斜面に陣取った。


自分の後ろも横にも侍は来ない。

目の前に忍者と闘っている侍が4つに組んだ時は

斧で侍を突くのだと覚えた。


一瞬の崩れを忍者は見逃さない。

少しでも侍が気を抜くと捕まえていた手が外れて

その反動で刀を持って居た手が切られる。


すると一斉に後ろで見ているだけだと

思っていた農夫の鎌が

振り落される。


侍全員が最後に登り切った時は、

四つに組む事が出来ない。


間合いを取らざる得ない状態になって居た。


他がどうなっているかは解らない。

ギリギリ登れる箇所が4か所になのだから。


しかもその場所がそれぞれ離れている。


闘う場所は登りにくい右の二か所。


比較的登りやすい左の二か所。


左の二か所に侍は最後の一人が登り切った時は

数人固まったが


其処には手練れの忍者二人が待って居る。

しかも前の人達の闘いをみて

間合いを取らなければ成らない事が解った。

そうすると彼らは容赦なく手裏剣を投げて来る。

其れを刀と体でよけた時は隙をついて

刀を持った手が切られている。


グワゥっと切られた侍が叫んだ途端に

鎌を持った集団に襲いかかられる。

もう、農夫は一瞬をのがない事を覚えた。



果敢に挑んだ自分の前の若い侍が

忍者に切りかかったが

前で手を吹き飛ばされて

別の農夫に鎌で襲われている。

自分も前に行こうとすると

前で闘っている人の横からでようとする

と手裏剣が飛んできて腕に刺さる。



目の前に入るのは手練れの十指に入る忍者だ。

自分が相手している侍だけでなく、

周りの動きもみている。


刀を持って居る利き手の右だけでなく

左手も同じ威力を持つ。


忍者が二人いると言う事は

4人の武器を扱える人数が

居るとみるべきなのだ。


だから、こっちの人数が大勢だと

何とか4つに組んで二つの手をふさぐ。



其処まで入り込む勇気が必要だ。

そして味方の方に背をむかせる。


其れが出来れば、身軽な忍者に勝てるのである。


其れが一つの方法だ。

だが、それが仕えない。

自分が後ろを向く事が出来ない。


弓は使えても刀が不得意で、

しかも忍者と闘うのが初めての侍は


此処では戦力が一人では無く、半分なのだ。



そう言う侍が混じっていたのも幸いした。


手を切られた侍に鎌が頭に振りかぶって 

皮がはがれ頭骨が見えておびただしい血が流れる様を

見た若い侍が足がすくむ。


頭からの真っ赤な吹き出る血で目が見えず動きが止まれば

うわわぅあああ~っという声と共に

この高さの崖を蹴落とされている。

後の若い侍達は腰が引けて

刀を構えているのが精いっぱいだ。


其処には集団心理に酔った殺人鬼しかいない様に見えた。


忍者達は要領を覚えたのである。

流石に真剣に切り殺していたら、

相手の人数が多いだけ消耗である。

隙を作った刀を持った手を切るだけに集中した。

後は全体を見て、

自分達が味方の鎌で襲う農夫の邪魔にならない様に

体を低くして右に左によけながら、次の侍の隙を見て襲いかかる。


或いは手裏剣を目や顔に向けて投げつけて

隙を作る。



此れで自分達の所に登って来た全員をやり終えた。



★寛太役を募集。

頭は黒髪短髪、オールバックか侍の様な形。

着流しと羽織、着流し、着流し風浴衣

三味線か背中にしょわない手持ち刀。

お涼の若い時の旅芸人の時の姿と一緒に

神社で写真を撮らせて下さい。

アバター
2012/04/27 11:09
レイダ様

此処までの、戦闘場面で私も力付きそうです。

幸か不幸か人を殺した経験がありません。

どの程度で鍬が刃こぼれするのかも解りません。

唯、小石に当った位では大丈夫です。石があると解ります。

コンクリートの破片位も刃こぼれする前に解ります。

家庭菜園で経験してます。

その程度の知識です。

だから、男の人の評価が一番気になりましす。

早く戦闘場面が終わって、貧しくても平和な日常に書く方も戻りたいです。

アバター
2012/04/27 05:32
「忍者が二人いると言う事は

4人の武器を扱える人数が

居るとみるべきなのだ。」

そうなんですね・・・・・これは初めて忍者と戦うものはやらててしまうでしょう。

考えてみれば侍という戦闘訓練を受けたものと

農作メインの殺しなんて考えにも浮かばない素人

現代で考えても勝ち目は無い筈・・・・

上手をとる、敵を分散、自分の後ろの心配をなくす・・・

作戦勝ち

しかし忍者は兎も角、農夫たちの死への緊張感なんて想像できないくらい大きかったと思います

鎌などに対して「刀」ですよ道具と武器

寛太役、見つかるといいですね^^



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