飯島、仕事やめるってよ (挽回編)
- カテゴリ:日記
- 2012/04/24 22:22:48
「どぉーも~、金のボーヤです!」
「こんばんは、銀のボーヤです!」
「いよいよ、今週末は待ちに待った…、 あ… 」
「そーですよ~、ゴールデンウイークですよ~!」
「さらに… 」
「そーですよ~、こどもの日ですよ~! って、ちょっと、金ボーヤ! 何してるの!」
「あ、ごめん。 メールが来たから見てたの」
「え? だあれ?こんな忙しいときにメールよこすのは?」
「飯島君だよ」
「え? 飯島君からメールくれるのめずらしいね? いつもこっちからメールしても、ほとんど返信しないのに」
「あ、飯島君、仕事やめるってよ」
「え! 大変だけど、石の上にも3年って言うから、あと一年は頑張る!って ついこの間、言ってたのに!」
「だよね。 何かヘマでもしたかね?」
「この就職難の時代に、仕事やめちゃってどうする気なんだろ?」
「週末に手伝ってた、知り合いのカフェで働くって書いてあるよ」
「あ、そうなの? とりあえず、よかったねぇ」
「なんて言ったっけ? あのお店の名前?」
「ええとね、イタリアン茶房 トレヴィ庵 だったかな?」
「トレヴィアン って、すばらしい って、意味だっけ?」
「うん。 でも、フランス語だよね?」
「あ、” 追伸 この間の小説は、もう少しカッコよく書いて欲しかったです ” だって」
「え? オイラが書いた、飯島青年物語のこと? 飯島君を主人公にしただけでも、感謝してもらいたいのに」
「だよね。 しかも、かなり おいしい役どころだったのに」
「うん。 でも、言われてみれば、脇役のバンパイアの方が、少し目立ってたかもね?」
「そうだねぇ、脇役が主役を食っちゃってたかもねぇ」
「じゃあ、次回は、もう少し飯島君をカッコよく書かなきゃね」
「でも、カッコイイ要素が見当たらないよね?」
「うん。おしゃれに気を使わないし、寝ぐせも気にしないしねぇ…」
「じゃあさ、” じつは飯島青年は、イケメンで足が長いのである(笑) ” って、どこかに書いておく?」
「それはいい考えだけど。 (笑)は、いらないんじゃない? え? せめてもの抵抗?」
「じゃあ、次回作は、オイラも手伝うよ!」
「ありがとう、助かるよ」
「では、飯島青年物語の3作目は、オイラが友人代表のスピーチをするところから始まります」
「え? 友人代表のスピーチ? 結婚式でもやるの?」
「本日はお忙しい中、かくも大勢の方々に 告別式に ご列席いただき…」
「え! ちょ、ちょっと待って、金ボーヤ! 告別式って、誰の?」
「バンパイアに噛まれて絶命した、飯島君の告別式に決まってんじゃん!」
「え? 死んでないよね?」
「うん、死んでないよ。 オイラたちの心の中で永遠に生き続けます!」
「それもそうだけど…。 ねぇ? バンパイアに、お味見程度に噛まれたくらいじゃ、死なないんだよ?」
「あ、そうなの?」
「うん。そうなの!」
「でもさ、たとえ生きのびても、バンパイアに血を吸われた人は、バンパイアになっちゃうんだよね?」
「うん。 でもね、バンパイアになると、永遠の命が得られるの!」
「ねぇ? それって、うれしいことなの?」
「うれしい人もいるんじゃない?」
「しかも、バンパイアになった飯島君が、他の人に噛みつくよね? 噛みつかれた人が、さらに他の人に
噛みついて… 」
「いわゆる、食物連鎖ってやつですか?」
「この少子化の時代に、バンパイアばっかり増えても困るよね!」
「そ、それもそうだね。 死なない人が増えると、年金も足りなくなるしね?」
「そうだよ! そうじゃなくても、出し渋ってるのに!」
「で、でも、大丈夫だよ! バンパイアだって、誰彼かまわず噛みつくわけじゃないから」
「あ、そうなの? じゃあ、厳選して噛みついてるってこと?」
「うん、そうだよ。 この人間なら、弟子にふさわしいか?とかね」
「じゃあ、飯島君も選ばれたってこと?」
「うん。 残念ながらそういうことだろうねぇ」
「ねぇ? あのいつもボ~っと してる飯島君の、どこが良かったんだろうね?」
「うーん。 純粋なところとか?」
「純粋って言えば聞こえがいいけど、だまされやすいってことだよね?」
「そうかもしれないけど…。でも、いいところもあるじゃない? 意外に 優しいし!」
「そうだねぇ。 オイラたちより かなり年上なのに、仲良くしてくれるしね!」
「そうだよ! この間も、みんなに のど飴くれたじゃん!」
「そうだった、そうだった。 よしっ!こうなったら、飯島君にふさわしい超カッコイイ設定を考えてやる!」
「おぉ~! そうこなくっちゃ!」
【前回までのあらすじ】
森で迷い、バンパイアの経営するカフェに たどり着いた、飯島青年(22歳)。不覚にも、食事中に店主
(バンパイア)に噛まれてしまう。 店主(バンパイア)は、血を吸いながら、目の前の人物がとても特殊な
血の持ち主であることに気がつく。 こともあろうに ―― このお方こそが ―― そう! 大魔王の息子、
『魔界のプリンス』 その人である!
「↑へへへ、こんな感じでどうですか~?」
「いいね、いいね! 超 カッコイー よ!」
ご心配いただきありがとうございます。 飯島青年は、なんとか生きているようです。
金、銀ボーヤの年齢は、どこにも書いてないのでわかりにくいのですが、じつは、10代後半
という設定です ^^; ですから、飯島青年の方が年上ということになります ^^;
怪物クンよりも、もう少し大人な感じでイメージお願いします。。。(^o^;)
じつは、イケメンで足が長いです (笑)
大魔王の息子なのにバンパイアに噛まれるなんて、ちょっとヌケテル感じもしますが (;^_^A アセアセ
その理由は、次回に語られる予定です… ^^;
意外にイケメンです(笑) (*≧m≦*)ププッ
お察しのとおり、ヴァンパイアにも特別な力が宿ったもようです。
詳しくは、次回に語られる予定です… (え?まだ続くのー?)
連休と言うほど休みませんが、それなり楽しく過ごします~ ^^
金のボーヤと銀のボーヤは、22歳よりだいぶ年上、と。
飯島青年はイケメンで足が長い、と。
色々設定を頭に入れてから読むと、より楽しめるかも^^♪ですよね?
でも、“魔界のプリンス”って、
どうも「怪物クン」のイメージで
あんまりカッコよくないんですけど。。。。 (^o^;)
大魔王の息子・・・ちょっとヌケテルって感じちゃうんですけど~(;^_^A アセアセ・・・
カッコいいのかな?(*≧m≦*)ププッ
大魔王の息子の血を吸ったヴァンパイア君にも何か特別な力が宿ったのかも・・・ですねw
今までにないちょっとサスペンス系?でなかなか面白かったですよwb
楽しい連休をお過ごし下さいねwbb
(o´∀`o)ニコッ