ドラマ【鍵のかかった部屋】【都市伝説の女】
- カテゴリ：テレビ
- 2012/04/17 11:22:23
【あらすじ】有名弁護士・芹沢の事務所に勤務することになった若い弁護士・青砥純子は、出勤初日、多忙な芹沢に代わりクライアントの要望を聞きに行った。その内容は、葬儀社社長が密室で怪死した事件を調査してほしいというもの。極力要望を聞き入れろと言われていた純子は、それを引き受ける。しかし芹沢に報告すると、金にならない調査は引き受けるなと叱られてしまう。 【あらすじ】音無月子が警視庁捜査一課に着任した日、ハギノ電工の社員・藤沢の遺体が大手町の自社ビルに隣接した路地裏で発見された。ビルの屋上には藤沢の靴が揃えられていた。融通の利かない性格だった藤沢は生前、対人関係に悩んでいたことなどの状況から、飛び降り自殺の線が濃厚となる。月子は、遺体の顔が近くにあった平将門の首塚の方に向いていることを発見する。
【感想】こりゃまた変人だなー。昨日見たＡＴＡＲＵとも通じる部分がありますね。でもこちらもコミュニケーション能力に問題はあるけれど、社会的に通用する範囲。指を動かす仕草も似てますけど、こちらはどうやら鍵を回す動作らしい。いつもイヤホンで何を聞いてるんでしょうね？ まだまだ人物像に謎が多く、これからわかってくるんでしょうか。戸田は地味ですね～。あえて地味にしてるんでしょうけど、髪型もダサいし服装も似合ってない。てか、痩せすぎ？ 顔なんかゴツゴツしてませんか。これもＡＴＡＲＵと同じく、主人公の性格に問題があるため、ヒロインが主人公の立場で動いてますね。ちょっとドジで抜けてる部分はあるけど、誠実で思い込むと突き進むタイプですね。さて肝心の事件ですが、死後硬直とそれが解けるのを利用して作った密室というのは、確かに面白いネタでした。ただ疑問点がいくつか。例えば死斑。死体はもう腐り始めていたということですが、３日くらいでは死斑は消えないと思うんですよ。確か半日ほど寝かせていた死体を立たせたということでしたが、それだと背中、四肢の後ろ全面に死斑が形成されており、その後姿勢を変えても残ると思うんですよね。不審死があったら、まずこの死斑を見ると思うんですよ。それについてまったく言及がなかったのが不自然でしたね。あと偽物の遺言状。筆跡を真似て前々から用意していたとしても、恐らく被害者の指紋はほとんど出ないと思うんですよね。あんな手書きの遺書に、書いた人の指紋が残っていないのはまったくもって不自然。死後すぐに指紋をつけたとしても、インクの上にしか指紋がないことがわかると思うんですよね。そのへんについて言及がなかったのもちょっと不満かな。ああでも、遺言状を偽造したのが死後なら、死亡直後に白紙に指紋をつけ、それから偽造ってこともありえるかな。１２時間で偽造しないといけないので、ちょっと厳しいですけどね。あと、芹沢が言い出した２千万の保証金の件は、絶対的な証拠ではないですよね。有能な弁護士なら多分すぐひっくり返すでしょう。私なら、Ｎシステムを調べますね。これも決定的な証拠とは言いがたいですが、もし山荘に通じる道に犯人の車が記録されていたら、かなり濃い状況証拠にはなりますよね。まぁでも彼らは弁護士であって警官ではないので、そう簡単にＮシステムは調べられないでしょうけどね。
【感想】まぁまぁ面白いです。都市伝説が好きな刑事が主役の刑事ドラマですね。都市伝説はあくまで事件のスパイスであり、事件は普通の事件。ホラーを期待しちゃいけません。主人公・月子はチャラチャラした女に見えて、実は結構したたか。でも都市伝説が絡むと暴走しがちという性格の持ち主。足のラインがとっても綺麗ですね。しかしさすがにこんな刑事が警視庁の捜査一課にいるのは不自然。今回も自殺と思われた事件だったので、所轄を舞台にした方がよかったんじゃないでしょうかね。さて内容ですが、今回のテーマは将門の首塚。私、まともに見たことはなかったんですが、見た目は普通のお墓なんですね。これを撮影するにあたり、恐らく丹念に祈祷とかしたんでしょうなｗ こんなん撮影して大丈夫なんかいなってくらい、いろんな角度から撮ってましたし、主人公なんかお参りしてましたからね。まぁ、ちゃんとお参りするのは問題ないのかな。事件の方は、後半急展開で、桔梗の謎も謎解きの時に初めてわかったりして、フェアとはいえませんでしたね。被害者の恋人が何故裏切ったのかも、よくわかりませんでしたし、他の場所から転落した死体を移動させて、そこで転落したように見せかけられるものかなとも思いました。普通血とかすぐに固まっちゃうので、その場の路上に打ち付けたような跡がないと、移動させてきたのがすぐわかっちゃうんじゃないかと思いましたけど。まぁ、もう一度落とせばいいのかな？ でもそしたら二回目に落とした時に出来た傷跡には、生活反応が出ないですよね？ あと、溝端が情けない役をやってて、やっぱり彼にはこういう役が合うなと思いましたｗ
大野は怪物くんのイメージが強いですが、ああ見えていろんなタイプが
演じ分けられるんですよね。特に魔王で見せたストイックな弁護士の役柄は、
一見の価値があると思います。
芹沢はミステリーが大嫌いと言いつつ結構好きっぽいので、
純子が暴走して引き受けた仕事を嫌がりつつもこなす…といった感じになるのではないかと。
そういえば佐藤は、新選組！でも芹沢を演じてたな～ｗ
●都市伝説の女
なんであんなのが捜一にいるんだ…という疑問の回答として、
実は副総監とのコネがあることがわかりましたね。
月子のキャラクターがウケるかどうかがこのドラマの鍵のような気がします。
私としては純粋なミステリーより、ホラー色が強い方がいいと思うんですけどね。
こちらは、月子が意外に計算高くておもしろいですね。警察という男社会の中で、女の武器を最大限利用していると言った感じでしょうか？都市伝説ネタで事件が発生するので、次も楽しみですね♪
今回のドラマは、変人が多いですよね～大野は、マニア度が強いと言う感じですが・・・密室の謎を解いたあとに、犯人には興味がないと言ったところが、マニアックで面白かったです。このドラマは、弁護士事務所が密室の事件を解決するといったものですが、次回以降は、どうするんだろう～そうそう弁護士事務所に事件の捜査依頼なんてきそうにないとおもうのですが・・・