Nicotto Town


日々reco新聞


世代間格差

今の子供は生まれた瞬間に1億円程の負債を抱えるそうです。

雪だるま式に増えた借金の額、1000兆円。
イメージがわき難いほどの、金額ですが
行政の執行をゼロにして返済だけしても20年かかる金額です。

で、ここから普通に書けば、返済方法や格差の是正論になりますが
そこは多くのエントリが自分を含めありますので、今回は見送りです。

お年寄り世代が、いいなあ、と思う世代の方に
考えていただきたいことがあります。

昔、日本は高度成長期というものがあり、
今では考えられませんが、高校に、採用担当者が人集めに
来たのです。
就職活動せずにそのまま就職みたいな、うらやましい環境です。
インフレもあり、給料は毎年必ず上がり、借金をしても
物の価値が下がるわけですから返済も楽々です。

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今はどうでしょう。
不景気で、デフレ、仕事がないし、職も保障されない。
未来についての明るい展望を抱けない。
そう考えていらっしゃる人、多いかもしれません。

けれど、昔に無くて今あるのは国の借金だけではありません。

例えば、安心安全。
国が豊かになった為、そして技術がすすんだため、
死亡事故、重大な犯罪、殺人事件、全てが減っています。

デフレも、悪いことばかりではありません。
れこが、小学生のころ(・・・いつでしょう?)は
コート一着5万円、シャツ1枚1万円位しました。
もちろん、安いシャツ、コートもありましたが、
それこそ、洗濯の一度目で縮み、数回でほつれ、
1シーズン着ることはできませんでした。
今では、コートは1万円、シャツは3000円くらい出せば、
1シーズンは着られるお洋服であると思います。

経営的に言えば、チェーンストアという全国画一の
サービス品揃え、価格の企業がほぼ全ての分野で
出現したことが、大きいと思います。

最近のお洋服の縫製は、甘い、と思いますが、
それでもソコソコお洒落で、ソコソコ耐久度が高いお洋服
を買える、24時間開いているお店がある、
風邪薬が1000円札でおつりがくる値段で買える、
ちょっと遅くても開いているレストランがある、

そういう世界はつい最近、達成されたことなのです。

それに、労働時間が減りました。
法定労働時間は年間2400時間から1800時間に減りました。
1/4労働時間が減る、ということは週に一度しかない休みが
週に二日休めることになった、ということです。

それから、一番大きい事は、インターネットの登場です。
インターネットの登場前、社会は新聞、テレビ、雑誌、、終了!
新聞とテレビ、雑誌は大手メディアのシェアが高く、
洗脳、というかひとつの方向に世論を誘導するのは
楽なものでした。ステマが基本なんですよ。

パソコン通信というインターネットの先駆けみたいなものも
ありましたが、広く一般にネットが開かれたのは、
インターネットが登場してからです。
それまでの世界を、インターネットが無い、その世界を
想像してください。

昔の世代は、それが無かったのです。
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世の中の価値体系がかわりつつあります。

若者の○○離れ、という言葉には、
実際お金が無くて、買えないから、という意見もあるでしょう。

でも、そうではなくて、
顕示的な物の所有から物本来の価値を見出す方向に
進化しているのでは、と思います。

知識のつめこみという顕示的なひけらかしは
グーグルの登場で意味を無くしました。
いくつ知識があるか、ではなく、
どの立場に立ち、どうやって導出するか、が
問われるようになりました。

皆が同じもの、同じ体験をする事を望む社会ではなく
グーグルが捕捉できない程のオリジナリティを持つことが
重要になってきました。

いままでの物差しでは計れない価値がこの後の価値です。
それは、好ましい変化なのではないか、と
れこに続く世代に対して思います。

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最後に
ボーカロイドってご存知でしょうか?
これがすごいことになっています。
最初のころ聴いて、あ、こんなもんなんだ、
子供だましだなあ、と思いましたが
最新版、というか最近のものは凄いです。
慎重に言って、5年後
れこの予想では3年後、実物の歌手よりも
多くの曲がヒットしていることでしょう。
知識、というインターネットによる盛り上がり
集合知、共同作業、、すばらしいです。













































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