「小鳥のメルヘン」
- カテゴリ:30代以上
- 2012/04/09 21:56:30
小鳥はいつもかごの中
青空を見上げて思う
「ねえお父さん、お空はどうして青いの?」
「どうしてだろうね」
「行ってみたいな~」
「ははは。小鳥はお空になんて行けないよ」
小鳥はいつもかごの中
お庭の雀を見て考える
「ねえお母さん、あれは誰」
「誰かしら」
「僕たちに似てるね」
「でも小鳥じゃないわ。小鳥はかごの中にいるものよ」
小鳥は今日もかごの中
お空を飛ぶ鳥を見て訪ねる
「ねえお父さん、あれは何」
「何だろう」
ねえお母さん、あれは何」
「分からないわ」
やがてたくさんの空が移り変わり、小鳥は大人になる
子供の小鳥が夕焼け空を見つめてつぶやいた
「ねえ、お空が真っ赤だよ。不思議だね」
「そうだね」
「あの夕日の向こうには何があるのかな。行ってみたいな~」
「…小鳥はかごの中にいるから小鳥なんだよ」
小鳥はいまもかごの中
小さな
とても小さな世界の中で
しあわせの歌を奏でている…
私もたいして変わりません。
本当の自由を手に入れられるほど、私は強くないのです。
…って、そういう事ではないのですよね。
人は誰も、たくさんのしがらみの中でしか生きていけません。
家庭を持たない私には、本当の意味では、お姉様の気持ちを理解することが出来ないのかもしれません。
ただ、これだけは分かってください。
しあわせは、振り返ればきっとそこにあります。
それが、たとえちっぽけなものだったとしても、きっとあるはずです。
だって…
お姉様の手に入れた物は
かつて私が心から望んで
手に入れることが出来なかった物なのですから(#^.^#)
う~ん。
やっぱりちょっと違うな…
お姉様!
お散歩に行きましょう!
夜…はさすがに危険ですね…
お昼間でもいいです!
靴紐を直すふりをして、道ばたの草むらを眺めてみてください。
今まで気にもとめなかった、面白い世界が、そこにはありますよ…きっと(#^.^#)
…やっぱり違うかな?
せめてニコタで、バーチャルハイキングとか
バーチャルお泊まり会
とか、できたらいいのにね~。
てな訳で、ニコタさんに要望してみます(#^.^#)
う~~~ん…
お姉様
お話相手をご所望の菜は、是非私をご指名くださいませ。
お酒の一升もいただければ、いくらでもお相手致します(#^.^#)
いまここにあるすべて捨ててでも、手に入れたいもの
人は
この手の中のしあわせと引き替えに、何を手に入れるのでしょう。
お読みになったことがあるかもしれませんが
立原えりかさんの
「はかないこころ」
本来なら、この手のお話は好きではないのですが(私は人魚姫のお話が大嫌いです)
何故か、妙に心の片隅に引っかかっています。
砕け散るその瞬間
彼女は何を想っていたのでしょう。
ただただ、しあわせのうちに消えていったのか。
それとも、ほんのちょっぴりの後悔があったのか…
私には、その答えが未だ見つかりません(#^.^#)
人は、この手の中にある、小さなしあわせを守るだけで精一杯なのです。
それは決して悪い箏ではないはずです(#^.^#)
窓から庭や その向こうの田畑を、見つめています。
テレビを観ては、「あそこに行きたい」なんて、言ってます。
外を、自由に飛んでる野鳥たちが、羨ましい時があります。
でも それが案外幸せなのかも
そこから抜け出して 何かの良くないことに なってしまうとか・・・
あの 人魚姫 を 思い出してしまった。。
子供の頃は宇宙旅行を夢見たものですが、
大人になるとそんなことは全く考えなくなりました。
小鳥が二羽
しあわせそうに寄り添って
真っ赤な夕焼けを見ていました(#^.^#)