Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


ボストン美術館 日本美術の至宝


 三月のおわりに上野の東京国立博物館・平成館「ボストン美術館 日本美術の至宝展」にいってきました。
 四月十五日まで「博物館でお花見を」展も本館でやっています(ボストン美術館展のチケットで当日限り入れます)。

 若冲《鸚鵡図》。レースのように白い羽根が透けて背景すら見える緻密な鸚鵡、だが止まり木部分では透けていない。それは例えば幻想と現実の間にあるということ…。

 長谷川等伯《龍虎図屏風》。対峙する龍と虎、どちらも怖さにどこか笑いが。そして雨をもたらす龍、叫びで風をよぶ虎の間の雨雲と風は判別できない、おそらく両方。畏怖と笑い、雲と風。

 ほか光琳、蕭白。特に蕭白の生と動。

 博物館でお花見を、のほうでの大好きな北斎《桜花に鷹》。デザイン化とリアルさの、精悍さとユーモラスさの共存としての鷹。重なる花びらは遠景の桜、或いは私たちの過去の記憶の桜の花びらが重なったかのよう…。

 庭園内にも桜。




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