マーサの幸せレシピ
- カテゴリ:映画
- 2012/03/19 20:36:05
今年13作目の自宅鑑賞映画
女性シェフを主人公にしたドイツのヒューマン・コメディ・ドラマ映画。
一流レストランのシェフを務める生真面目で完璧主義者で誇り高いマーサは、
突然、交通事故死した姉の娘をひきとることになり、姉を失った心の整理もつかないまま、
心を開かない姪との生活が始まりますが、職場ではマーサの意向に関係なく、
彼女とはまるで正反対の陽気なイタリア人シェフが雇われることに。
厨房にシェフが二人・・・。
2007年のハリウッド・リメイク版「幸せのレシピ(No Reservations)」を先に鑑賞しています。
どうも展開に納得できなかったり、ハッピーエンドのお伽話のような結末にも違和感があって、
いわゆる良質な映画で面白かったのですが、期待していたよりもなんだか面白くなかったです。
厨房の冷蔵庫に一人隠れたりと、姉の死がなくとも問題を抱えていたマーサに、
まるで彼女自身の投影のような姪と、彼女と正反対の陽気なイタリア人シェフが、変化をもたらします。
後れ毛だらけでひっ詰めて縛っていた髪を下ろすようになって、固かった表情に笑みが浮かび、
暗い色の服ばかり着ていたのに、明るい色のスカートを履いて、、、
マーサの内面の変化が細やかに演出されるのですが、映画全体のトーンは暗く、地味です。
そこを味わえれば、いいのかもしれませんが・・・。
舞台をマンハッタンに変えたハリウッド版は、ほぼ忠実にオリジナルを追ったリメイクでしたが、
ファミリー・エンターテインメントになっていて、映画自体のベクトルが少し異なっています。
【Bella Martha】(英題Mostly Martha)2001ドイツ
自分にとってハズレのこともありますが、基本的にハリウッド映画が大好きです^^
ハリウッド…
ドラマもそうですが、現実のアメリカ人の生活と掛け離れた内容のものが多過ぎる気がします。
リアルアメリカ人の苦悩や日々の生活を撮ったドキュメンタリーを作成すれば逆にウケるのでは…
リアルの病院の医者はインド人ばっかだし、ドラマとの格差がありすぎる。嘘ばっかりの韓国ドラマと同じですね;