Nicotto Town ニコッとタウン

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[7-thi] Climax=WorldENd


人間は汚い、汚いと繰り返すばかりで
何かを見過ごしていたのではないかと。



   Climax=WorldENd [7-thi]  つめてせめたりけるに


そういえばそうです。彼女は俺を拒絶しなかったのです。
人間と同じように俺を扱ったのです。

口の中の小麦の味は、余りにも甘く舌の上に残りました。

…人間はあたたかいものだ、と錯覚してしまいそうになりました。
いや、確かに暖かかった。
冷えきった小麦の塊から、なにから。
魔物から見たらそれは繊細で
そんな物を作れる人間は美しく見えました。

にこり、と笑うハッカを見て
美しいと思うのと同時に、人間への憎しみも湧いて。

怖くなってその場から姿を消して逃げました。
人間の綺麗な部分なんて知りたくなかった。



…ヒトに、憧れたくなんてなかったんだ。

そんな俺は甘ったれた考えを生み出しました。
人間と魔物が共存する未来だってあるんじゃないか、と。

だけど、後にも先にも優しく笑いかけて話してくれたヒトは
…ハッカしか、いなかったから。




貴方を、ハッカを見たら、もしかしてと、
愛してくれるんじゃないか、笑ってくれるんじゃないか
人間みたいになれるんじゃないかって
そう思って、」



彼は私の頭を掴んで、ぎゅう、と締め付けました。
抱きしめるのではなく、ぎゅうと。
それは東洋のおとぎ話に出てくる猿が頭に巻いている金剛圏のような。


「…余生を、どうしても人間のように暮らしたかった

(もしかしてでも、試さないと気が済まない性がある)


  …俺の我侭です。」




(おひさしぶりな日です。3部にしたので1話1話かなり短ヽ(´Д`;)ノ)

#日記広場:自作小説

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2012/03/14 23:09
最初っから一気読みしちゃいました(´∀`*)ポッ

ヤンデレ(*´Д`)ハァハァしてたら、怒涛の展開vV
発想が独創的で凄くいいと思う♡



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