Nicotto Town



宇宙人ポール

今年7作目の映画館鑑賞

サイモン・ペグとニック・フロストのコンビ脚本・主演のSFコメディ・ロード・ムービー。

イギリス人のSF作家クライブ(ニック・フロスト)とイラストレーターのグレアム(サイモン・ペッグ)は、
アメリカのポップカルチャーの祭典、サンティアゴ・コミックコン・インターナショナルに参加後、
あこがれのアメリカに来ているのに自分たちが溶け込めない居心地の悪さを感じながらも、
レンタカーで夢だったUFOスポットを巡りはじめるのですが、ネバダ州のエリア51付近を通過中、
ポールと名乗る宇宙人と遭遇し・・・。

とても楽しくて、すごくおもしろかったです。
映画にドラマに小説にコミックに、エンターテインメントなSFコネタが満載です。
コネタのコラージュで作りあげたような文化とコミュニケーションを描いたロードムービーで、
憧れと失望と愛が入り混じったアメリカの風刺と皮肉は秀逸だと思いました。
副音原理主義へのブラック・ジョークが強烈なのには、何度かちょっと吹き出してしまいました。

基軸はたぶん「未知との遭遇」なのかなと思います。
宇宙人は類型的なグレイタイプ。
ストーリー自体は、「ウィッチマウンテン」からアクションやクライマックスシーンを省いて、
ロードムービー仕立てにしたような平淡な展開ですが、映画とSFへの愛がヒシヒシと伝わってきます。
同コンビでサイモン・ペグ脚本のイギリス映画「ショーン・オブ・ザ・デッド」や「ホット・ファズ」の笑いとは、
少し質が違っていましたが、ハリウッド調の笑いとうまく融合しているように思いました。

シガーニー・ウィーバーの登場がとても素敵で、とくに「べっしゃ!」のあっけなさは最高です。
こんな役を引き受けれくれて、ものすごくうれしいです。
"Get away from her, you bitch!!"(「エイリアン」の台詞)にも、とても盛り上がりました。
うまい演出に、グーを握りしめて、心のなかで「よっしゃ!」と叫んでしまいました(笑)
映画を観ている間、終始そんな調子だったんですが。。。
鑑賞後感はとても爽やかでした。

この映画が万人ウケするものなのかどうかはわかりません。
コネタでできている映画なので、ある程度は通じないと、面白さが半減しそうな気がします。

★★★★★【Paul】2011イギリス・アメリカ

先月の映画館鑑賞です・・・。

アバター
2012/03/08 22:54
>カトリーヌさま 笑いの中に、とてもシリアスで奥が深い映画でした。
シガニー・ウィーバーがこの手の映画に必須、は誤解ですよん^^
エイリアンを追うなら、やっぱりこの人~ってネタですが。
アバター
2012/03/07 23:25
これ映画館で見ましたよ~。
ちょっと下ネタが多かった気もしましたが・・、
SFネタに通じている人には、オオウケですよね(笑)
ワタクシも、思わず笑っちゃうシーンがありました。
最後の最後で、シガニー・ウィーバーが出てくると、
館内から待ってましたとばかりに拍手が出ました。
彼女は、この手の映画には必須の人になっているんですね(微笑)。

アバター
2012/03/07 22:09
>tkgさま そうですよね、元ネタを知らなくても、楽しいですよね^^
自分と他の方たちの反応のズレが大きくて、ちょっと心配になりました(笑)
アバター
2012/03/07 18:23
随分楽しまれたようで(自分もですが(笑))
色々と細かすぎて拾って行くのが大変でした
ネタ元がわからなくても十分楽しめる作品だと思います
久しぶりに映画館で爆笑した映画で楽しかったです^^



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