Nicotto Town


昼行灯の雑記帳


うる星やつら ビューティフル・ドリーマー

大変古いアニメ映画です。1984年2月11日封切りですから、もう25年も前!スカイ・クロラ The Sky Crawlersやイノセンス、今年では宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-の脚本、監督を務め、マニアックなファンを持つ押井守の出世作でもある映画です。また、原作者がこの作品をひどく怒ったというエピソードも有名。

ストーリーは友引高校の学園祭を明日に控え、泊り込みで作業をする学生たちの姿から始まります。そんな中、ラムのクラスの担任の温泉マークは、保険医のサクラに、「学園祭の前日」が延々と繰り返されているのではないかと言う疑問を訴えます。晩秋であったはずなのに、セミが降るように鳴いているシーンが不気味さをかきたてます。
そこで教師2人は一計を案じ、生徒たちを家に帰そうとしますが、ラムと当たる含め、彼らの友人は、学校のある友引町から電車に乗っても乗った駅に戻ってきてしまい、帰り着くことができません。かけた電話が無人の公衆電話すべてにかかり、ベルが鳴り響くシーンには寒気すら覚えます。
ライフライン、店の品物はそのままに、彼らを残して街は無人となり、残されたラムと友人たちは廃墟化した町で、楽しく遊び暮らし・・・。
しかし、調査に乗り出した面々や、ラムが嫉妬を感じた相手が次々と姿を消し、町を支える石像に変わり・・・・・・・。

原作はどたばたラブコメなので、そういうパートも随所にあるのですが、この作品のテーマは、「胡蝶の夢」。荘子が夢の中で蝶になり遊び、目を覚ましてから、「はて、今の自分は実在しているのか?それと胡蝶が見ている夢の中に存在しているのだろうか?」という、哲学的なモチーフです。
町を歩くしのぶの周りを硝子風鈴が取りまいて回るシーンや、深夜誰もいない交差点を、顔の見えないチンドンヤが練り歩くシーンなど、幻想的なシーンが随所にちりばめられています。

クリアで美しいけれど、どこか不気味さのあるサティの楽曲を思わせる星勝の音楽も、各シーンにマッチして幻想的な世界を描くのに一役かっています。
古い作品ですが、今見ても非常に良い作品だと思います。

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2009/06/14 14:59
>新月さん

コメント遅れてすみません。
「御先祖様万々歳!」ですか。機会があったら見てみたいですね~。
紹介ありがとうございます~~。
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2009/06/12 11:00
いやいやいやいや、押井守の出世作ですね。私も大好きです。
高橋留美子が怒ったというエピソードも有名ですよね。

フランカーさん、これをおもしろと思うなら、
「御先祖様万々歳!」もきっとおもしろいと思いますよ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E5%85%88%E7%A5%96%E6%A7%98%E4%B8%87%E3%80%85%E6%AD%B3
入っているレンタル屋があんまりないと思うので、ちょっと見るのは大変かもしれないのですが…。

舞台演劇の形式で、アニメを作っていて、まさにビューティフルドリーマーと同じようなテーマを持ち、不思議な展開をするアニメですね。一番、おもしろかったころの押井アニメですね。
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2009/06/10 13:26
>ぺたぺたさん

あたしも当時封切りまもなく当時お付き合いしていた彼と見に行ったのでしたw
その後小遣いをためてビデオ買ったくらい好きでしたよ~。
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2009/06/10 13:07
>ぱぷぅん

レンタルにはありそう。中古でもまだ出回ってるし。

>かちえちゃん

この映画はお勧めよ~。置いてるといいけどなあ。

>ななみちゃん

ななみちゃんも好きなのねw
あたしもこの作品の幻想的なシーンとかすごく好き。ぞくぞくするような映画でしたね~~。
CGとかあったら、また別なすごいものができそう。

>神子さん

うんw ぐぐってみてw

>さとえさん

自分の持ちサイトのほうでしょう(笑)
レンタルにはあるのかなあ。
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2009/06/10 12:47
封切り時に映画館で見ましたよ。
アニメ好きな先輩と一緒に。3人でですが。
有名なモチーフはすぐに判ってしまいますし、「胡蝶の夢」を当然知っていて、既にそれをモチーフにした作品はいくつか経験済みで生意気なお年頃だったのでw、世間ほど評価はしませんでしたが、(直前にナウシカ観てたし)、純粋に娯楽映画として楽しめました。
一度しか観ていないので、もう忘れてしまっている、上記で具体的に触れられているシーンや音楽に注目しながら。もう一度観てみたいです。
うる星やつらは面白いよね。(知ってるのは原作マンガ)
(以外と諸星あたるって良いキャラだよね。)
高橋留美子はこの作品のどこが気にいらなかったんだろう?
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2009/06/10 09:36
フランカーさん、以前にもどこかでこちらの映画紹介されてませんでしたっけ。
その時も興味をそそられましたが今回さらに^^
アニメはあまり記憶がないですが、原作の漫画好きでした。
もともと、どこかひんやりした不可思議さが似合う話でしたよね。
DVD、お店では見たことないな~ どっかの動画で見られないかな。
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2009/06/10 04:47
興味をそそられますね~

ググってみよ~っとww
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2009/06/10 03:22
懐かしいですね^^
うる星やつらの映画の中では、1番好きな作品です♪
何年か前に、どうしても見たくなって、DVDを買ってしまったほどですからw
(原作者が怒ったというのは、知りませんでしたが。)

あの、風鈴などの幻想的なシーンや、背筋が冷やっとする演出は、
まさに押井守さんの世界を感じるところですよね。

当時、まだコンピューター処理なんてほとんど(全く?)なかった時代に、
あれだけのものを作ったんですものね。熱いなぁ!
昔のアニメ制作者たちの力の大きさを思い知ります。

最近は、技術に頼りすぎて、なのか、中身の薄い作品が多いので、
見て呉れより、もっと大事な物に心血を注いで欲しいなぁと思います。

おっと。熱く語りすぎましたw
長々と失礼いたしました^^;

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2009/06/10 00:58
この映画は誰の夢だったんだろう?
見終わっても、延々とルーープしてしまいそうな内容ですね(。'I')
ツタヤにあるのかなぁ・・・
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2009/06/09 21:04
さすがにそれだけ古いと見つからない気が・・・
いや、レンタルビデオに行けばあるのかもしれませんけどね(マテ
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2009/06/09 20:53
>彗星ちゃ

メゾンファンも多いね。あたしは両方見たけどw 
ビューティフルドリーマーは哲学っぽさがすごい印象強かったのでした。

>がる

あたしもこれはベスト・ワンかな。不条理性、映像の美しさがすごく好き。

>maoさん

この映画だけは異色作ですよ。まさに押井作品って感じです。

>あとらさん

ラムちゃん好きでしたよw
この映画はたまたま誘われて見に行ったのですけど、映像と音楽のすごさにただただ・・

>とりさん

他の映画は原作そのままの雰囲気を持っていますけど、これは別の作品といってもいいくらいです。
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2009/06/09 18:55
へえええ~、うる星やつらは知ってても映画は見たこと無かったです。
(何度も再放送してるはずなのに!)
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2009/06/09 17:49
(* ̄ρ ̄)“ほほぅ…

映画は見てませんがTVはよく見てましたよ!
ラムちゃん可愛かったですね^^
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2009/06/09 15:07
うる星やつらのアニメの記憶はもうおぼろげだな~^^;
漫画の雰囲気は好きですが映画も気になりますね^^

高橋さんの作品は面白くて好きですww
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2009/06/09 15:00
劇場版ではこれが一番いいですね。
アバター
2009/06/09 13:22
わたしはめぞんが好き-。




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