Nicotto Town


月ノ宮 音翔+*の まったり喫茶店


【小説】止まった時空【前編】

今日は皆黒い服を着ていた。
如月小百合。享年、16歳。
俺の彼女であった愛しい人──。
心臓病で亡くなってしまった。

『和也!もし・・・私が生きてたら・・・その・・・結婚して下さい!」

思い出される過去の記憶。
結婚すると約束した。
だが、約束の相手は──もう居ない。

葬儀は気づいたら終わっており、俺は一人、小百合の墓の前で立っていた。
今さっき、親族達が帰ったばかりの墓。
その時。
ふいにポツポツと雨が降り出した。
雨はしとしとと俺の髪を、服を、徐々に濡らしていった。

俺は、傘もささずに、足元にあった石を軽く蹴ってみた。
石はコロコロと転がり、小百合の墓の前で止まった。

「・・・ハハッ」
・・・泣けなかった。
「ハハッ!!!アハハハハハハハハハハハハッッ!!」
泣けない代わりに、笑いが込み上げて来た。
石でさえ時が動いているのに。
どうして俺の時は止まったんだ?
そう思ったら笑いが止まらなかった。
ふと、耳の奥でチリリンと鈴の音が鳴った──気がした。



気がついたら俺はベッドの上で寝ていた。
どうやら昨日は疲れてそのまま眠ってしまったようだ。
俺はベッドから起き上がり、目覚まし時計を確認する。
朝、8時32分。
今日は土曜日だから学校は休みか・・・
そう思いながらベッドから立ち上がると、ふと、鏡が目に入った。
大丈夫、と自分に言い聞かせるように鏡に向かって笑ってみせ────
・・・あれ?
何で笑えないんだ?
鏡の中の俺は、全く無表情だった。
どんなに笑おうとしても、笑えない。
仕方ないから、泣いてみることにした。
流石に泣くのは簡単だろう。
そう思って欠伸をしてみる。
・・・・・・あれ?
泣けない。
他にも瞬きをせずにずっと目を開けていたりもしたが、全く泣けなかった。
怒ろうと思っても怒れなかった。
完全無表情。
ああ・・・そうか・・・。
俺の時は止まったのか──。
昨日のあの日から・・・・
これから、生きても死んでも無い人生が始まるんだな。
──それもいいかもしれない。

俺はこの日から時が動いてるものが大嫌いになった。
朝焼いた目玉焼き。元は生卵だった物。
・・・時が動いた証だ。壊さなければ。
そう思って食べ物を粗末にする。
ろくに食事さえも取れなくなっていた。

学校に行っても無表情。
お陰で、ついたあだ名は「宇宙人」だった。
虐められたり、陰口を言われたりしても俺はなんとも思えなかった。
──何とでも言えばいい。


俺は、小百合が死んだこの町を──離れた。
引っ越したのだ。

まさか、あんな事が起こるとも知らずに・・・な。














前編ですうえっへい^p^!!
・・・やっぱり困ったときは死神ちゃんだね!うん!
実は前回の短編小説読んだほうがより分かりやすいぜwwww
一応読まなくても分かるようにはするけど!!多分!^p^
本当は一気に書きたかったけど飽きた((
続きは明日だぜい!!

・・・このネタ、実は前にもやってるんだけど・・・ね。
ま、そのネタは後編だぜwwwwwネタバレだから言わない^p^

あ、「時空」とかいて「とき」と読みます(どうでもいい

#日記広場:自作小説

アバター
2012/02/27 22:13
お姉ちゃん>
切ない・・・のか?(
確かに最初から死ネタだけどねwwww^p^
よし、服を着ようか。
アバター
2012/02/27 21:59
おお、切ない・・・!みんな切ないの上手いけど何故((
全裸待機して待ってる!\(^o^)/



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