Nicotto Town



それでもぼくは

そこは久しぶりに行ってみると、若返ったのか、すこし華やいだ雰囲気になっていた。
以前はもっと暗い印象があったが、なにが変わったというのだろうか。

「こちらへどうぞ」

と、少しの時間待たされた後に呼ばれた。

「お久しぶりですね」

横たわったぼくのとなりに腰かけて、彼女は微笑んだようにも見えた。
が、ちゃんと表情を読み取ったのか、ぼくには自信がない。

ぼくは、これから初まることに、期待もあり、不安もあり、戸惑ってもいた。

(『お久しぶり』って、前にも指名したんだっけ?いや、そんなはずはないよな)
ぼくは記憶をたどるが、思い出すはずはない。
ぼくは、よほどのことがない限り指名することはないからだ。

さいきんどうしてた?今日はなにかあったの?のような会話を交わしたあと、彼女は「作業」に入る。

ぼくは、されるがままにじっとしている。

それからしばらくは、お互いに言葉はなく、しかし、彼女はぼくのカタいモノを見つめ、つかみ、ときおり苦しそうにため息をついた。

ぼくは応じることはなく、ただ、彼女にされるがままである。

それは、ある種の苦しみをともない、耐えることも必要だった。


一連の行為が終わり、ひと呼吸ついて、彼女は満足げに言った。

「また、絶対に、来てくださいね」


さらに、たたみかけるように言う。

「次回は型をとって、ほかの虫歯も診ていきましょう」


歯医者はイヤだ、たとえ女医でも。

#日記広場:日記

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2012/02/25 19:36
オイラも整体だと思ってしまた・・・
アバター
2012/02/25 16:58

うーーーーん 歯医者だったか

整体かとおもったー



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