Nicotto Town ニコッとタウン

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[7-sec] Climax=WorldENd



しかし、彼らは、人間は、魔物の事を邪険に思ってる彼らは
…こんな話、分かってくれる筈なんて無いのです、



   Climax=WorldENd [7-sec]  つめてせめたりけるに


陽の光に翳してもなお中の文章が読み取れない程、封筒は重く厚く。
期待や不安でかき混ぜられた脳は
それを宙に放りました。
それは放物線を描いて、とあるヒトの頭に衝突しました。

気がついたときにはもう遅かったようで、その人は頭を抱えて蹲まっていました。

「…あの。」

覚えたてのヒトの言葉を使って謝ろう、と。そう思いました。
人間は憎かったけれど、完全に非があるのは今はこちらでした。

「…ご、めんなさい。」
「あ、あなたがこれを投げたのですか。」
「はい。」
「…大丈夫ですよ。ほら!このとおり!」

その人は両手を広げてくるりと回ってみせました。
仕草がなんとなく面白くて、少しだけ笑うと
その人は満足気な表情を見せました。

久しぶりに人とふれあった気がします。
その人は之から森に行くそうで、俺は単なる出来心で着いて行くことにしました。


ヒトの名前はハッカと言いました。
白い花、と書くんだと和かに話すそのヒトは、まるで人間でないような気がしました。
人間より、もっと神聖な何かだと、そう思いました。

何処かの昔の言い伝えで、7つ迄は神の内と言われますが、ハッカというヒトは見た目、丁度そのくらいの年齢でした。
彼女は決して他のヒトのようにして着飾っては居ませんでした。
しかし、なにかが違う、と勝手に脳内は妄想していました。


彼女は大きな荷物を肩から下げていました。
中身を聞くと、彼女は質問には答えずにその荷物を漁り始めました。

少し経ち、彼女が手にしていたのは。人間が主食にしているパンという物でした。
小麦からのデンプンをアルファ化させたもの、そのくらいは知っていました。

彼女はそれを一口大にちぎって、はい、と俺に渡しました。
「おいしいよ。」
食べろ、と。そういうことかと。理解するのに時間がかかりました。
なにせ魔物は食料は要りませんし、食べ物を目にすることも珍しいですし。
流石に彼女も俺が魔物だというくらいは、見た目で判ると思います。
人間には角が生えた種なんて居ませんし、ね。

手のひらに転がったひとかけのパンを、口の中に放りました。



(次[7-thi]で7話終了です)

#日記広場:自作小説

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2012/02/20 15:31
おおお!
久しぶりの更新だね~(*´∀`*)

ハッカに執着するのはこの出会いがあったからなんだね~・・・
そしてこの頃のハッカってばちょっと(?)変わった子なんだw

魔物を怖がらないのかそれとも区別がつかないのか・・・?
無邪気なしぐさがかわいいね~w


てかなぜ森に行ったんだろう・・・?
気になるねぇ

続き期待してますw
無理をせずにのんびりがんばってw



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