✪怪盗子座衛門
- カテゴリ:30代以上
- 2012/02/12 17:17:12
石川さんは一見めだたない風貌ですが、
実はそれは世間を欺くための仮の姿で、
世界を股にかける大泥棒なのです。
彼の秘密の倉庫には、
この世のありとあらゆる品物が整然と並べられているのです。
FBIやインターポールの指名手配リストには、
彼の名前が一番最初に出ているのです。
ただの泥棒ではなくなにしろ大泥棒なので、
これまでに捕まった事なんてないので顔写真も想像の似顔絵なのです。
それに盗む物は決まって大金持ちの物ばかりで、
それは先祖の五右衛門からの言い伝えなのだと言う。
子座衛門の家は実に質素です、
築三十年の平屋にひとりで住んでいます。
ここしばらく子座衛門は憂鬱でした、
この世のありとあらゆる物を盗んでしまったので、
もう彼は世界一の腕前をふるう仕事が残ってないように思われました。
「ああ・・・退屈だ」
二十畳の天空の間に寝転びながら、天井の節目を数えて独り言を言います。
「オレの腕がもう少し鈍ったとしたら、
その時は引退なのかも知れないし、
年貢の納め時なのかも知れない」
これではいかんと次の日、動物園からキリンを三頭盗み、
翌日また檻の中に返しておきました飼育員にも気がつかれないように。
「盗む物がないなんて、この世で泥棒をやってる甲斐がない」
くさくさしているといっそう気が滅入ってくる、
唐草模様のスーツに着替えて街を散歩に行く事にしました。
パンティオン通りを歩いて行くと、
毛皮を着た大金持ちの老夫婦が信号待ちをしています。
老婆は石川さんに気づき深々と頭を下げました、
石川さんは表ではこの街の名士なのです。
「奥様、お久しぶりです」子座衛門は声をかけます。
「少々うかがいたいのですが、
奥様にとってこの世で一番大切な絶対盗まれたくないものとはなんですか」
「そりゃあ、もちろん、うちの柱時計ですわ。
祖父の代からの値打ちものですから」
子座衛門は微笑んで、
それなら五年前にニセモノとすり替えて有るよと心で笑った。
信号が変わると老夫婦は、街中に消えて行った。
子座衛門はシトラス通りから公園に入り、ベンチに腰をかけた。
公園のベンチの隣のゴミ箱をあさる乞食に気がついた、
乞食は大事そうに紙袋をかかえていた。
「爺さんにとって、一番盗まれちゃいけない大事なものってなんだい」
乞食はゆっくりと顔を向けて「そんなものはありゃしないさ」と答えました。
「その紙袋はどうだい」
「ああ・・、こいつの中身はただの石ころさ」
乞食はがさがさと袋をふって見せた。
子座衛門は意地になりました、
「オレは大泥棒だ、あんたからこれまで盗んだこともないものを盗んでやるぜ」
乞食はキョトンとしました。
翌朝乞食は目を覚ますと布団の上でした、天井の節目が見えます。
「どこだここは」
奥の襖が開き、男が入ってきます。
乞食は自分そっくりの男を見て驚きました、
「おはよう・・」その男は子座衛門でした。
「あんたの体をいただいたょ、
今日からあんたは俺だ好きなだけここにいればいい。
金だって使い放題だ、嫌になったら公園に来ればいい。
体を返すから」
もと乞食はうなづいて、その日からのんびり暮らしました。
子座衛門はと言うと・・・、それからまた世界を乞食の体で放浪しました。
これって・・・ただ単に子座衛門の意地なのか、
気まぐれなのかわかりましぇんでした~~~~。
エロはないでしょ。
原作はまだつづくーーー。
今は栗寛が後を継いでます。
あなたの心を盗みます・・・。
子座衛門ここにあり・・・。
ラジャ !! 。
宝くじが当たったようなものですから~~~。
乞食さんは、ラッキーでしたね~
そうなんだょね~~~ひとによって大切なものは違うから~~~~。
具現化しないと・・・盗めましぇん~~~~。
怪盗・・・ブラシャン・・・現る !! 。
一番盗まれたくないものかぁ・・・・・なんだろなぁ?
そういえば去年の震災のとき、私が絶対に手放さなかったのは
余命いくばくもない愛猫でした。
この子だけはなにがあっても連れてでると言い張っていましたね^^
恋心なら盗まれたい。
ないわね・・・
盗んでほしいものなら あるけど・・クフフ
「恋泥棒」現れないかしら???????
永遠の怪盗に・・・・・乾杯 !! 。
子座衛門の意地は、完璧で圧倒される!
私が盗むべく対象は、なまぬるい意識なのね。盗んでも盗んでも、
どんどんわき出るなまぬるい者どもよ。
キリがないの。いつまでも盗んでは繰り返しだ、と分かっても。
ざっくざっくでし・・・。
居るのなら我が家にも、大判小判投げ入れて欲しいものです。
大泥棒ですから~~~~。
その後二人は、お気楽な人生を暮しましたとさ~~~。
変わった泥棒さんだ^^ その後の二人はどうなったのか気になるとこですね^^;
私が…毎度バカバカしいお笑いを~~~~~。
ボンボンボン・・・・。
あなたになら・・・・あげちゃいます。
私が子座衛門なら、ブラボーさんの身体をいただきます(^^ゞ
私が子座衛門なら・・おおちゃんを好きな時に盗んで使ってわからないように返してます。