本日のお着替えと絶対お勧め本のこと。
- カテゴリ:きせかえアイテム
- 2012/01/22 01:58:36
コーデは「傘」を使ったコーデ3日目です。
「ヴァンパイアの日よけ」ですがどう見ても雨傘です。
UVカット遮光雨天兼用だと判断いたしました。
そういえばヴァンパイアは日光にも弱いけれど
「流れる水」にも弱かったはず。
きっと雨の日は外に出ないんだー。
さりげなく(?)マリリン連れておりますが本命は……。
さて先日本屋に行って「RDGひゃっほーい!」とやったわけですが
新刊コミックスの棚で思わず注目してしまったものがあります。
谷口ジロー氏のコミックスですが、
それが、それが
稲見一良(いなみ・いつら)の『セント・メリーのリボン』じゃないですか!!!
稲見一良と言っても知名度が低いのは承知しております。
でも本当にこの人の書く話はいいんですよ。
特に男性に読んで欲しいのがこの『セント・メリーのリボン』。
実際、男友達3人くらいに押し付けプレゼントしましたw
(女友達数名にもしたけどw)
なんというか、主人公がおっさんであろうとじいさんであろうと
「少年」の輝きがどの作品にもあるんです。
『セント・メリーのリボン』は稲見氏の最高傑作だと思っています。
猟犬専門の「犬探し」の探偵の元に、ある日筋違いの依頼が来る。
盗まれた盲導犬を探して欲しいというものだ。
依頼者は893の情婦(イイ女!)でなかなか諦めてくれず、
ついに依頼を引き受けることになるが……。
本当はクリスマスに読んで欲しい話。
読後にあたたかい涙が出てしまいます。
ジャンルとしてはハードボイルドの探偵ものの系譜なんですが
主人公や出てくるじいさまの生き様がまたかっこいいのだ。
男として生まれてきていたとしたらこんな生き方をしたい、
稲見作品を読む度そう思ってしまいます。
最初新潮文庫から出ていましたが絶版となり、光文社文庫から発売されています。
もう著者は亡くなってしまったので新作は読めませんが、
どの作品も実に味わいがあります。
私個人のベスト1は『セント・メリー』ですが、第二位には『男は旗』をあげたい。
こちらはレストランとなって港に繋がれている帆船が宝探しに出航するという
大人のためのファンタジーです。
ぜひぜひ読んでください!
稲見作品は男性の心を揺さぶるロマンがありますから!!!