Nicotto Town ニコッとタウン

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Climax=WorldENd [4]



ひだまり暖かな窓際でうとうとしていたら
今日のお昼ご飯を運んで魔王がやってきました。

連れ去らせて4日目の昼下がりです。


   Climax=WorldENd [4]  ハシクレとド真ん中


今日のご飯はポトフとトーストです。
ポトフは昨日使い魔が忙しく包丁を動かして野菜やらなにやらを仕込んでました。
魔王は刃物を持つことができないそうです。何故なら「怖いから」だそうです。

勇者が剣持ってたらどうするの、と質問したら口篭りました。

…怪しいです。単にポトフの仕込みがやりたくなかっただけの嘘なんでしょうか。


ここの生活にも幾らか慣れました。

朝おひさまから赤い色が消えた頃、魔王が朝ごはんを持って私を起こしに来ます。
ログハウスの2階に私専用の部屋が用意されました。お姫様のような天蓋ベットが置いてあります。びっくり。
朝食ジャムの付いたトーストが基本のようです。美味しい。

そして着替え一式を置いて彼は部屋を出ていきます。

それから大抵魔王は椅子の上で本を読んでいます。
大抵は難しそうな技術書です。難しそうで見ると少し頭が痛くなります。
私は技術書より魔法に関する文献を読むほうがすきです。
これでも、新しい魔法を開発したりしていましたし。

そのあとお昼ご飯を食べます。
いつも凝った物が用意されます。
平たいパンに色々なものが乗った美味しい食べ物、巷ではピザと呼ばれてるそう。
それがとっても印象的でした。

それから魔王は敷地内の花に水を撒いたりフルーツやら野菜を収穫してきたり。
私は暇なので魔王を手伝ったり、使い魔と遊んだりします。

そして日が沈む頃ご飯の時間。格段やることが無ければそのまま寝てしまいます。
お風呂は昼間の内に入ってしまいます。


そんなニート生活。不覚にも幸せだったりします。


私故郷とかありませんし、特に思い入れのあるものは魔法書以外残してきませんでした。

…今、私は思います。

「何故私は魔王を討伐しようとしていたのか」
…私は魔王に格段の恨みがあるわけではありません。
然も、魔王が悪行を行い村が壊滅した、なんて聞いたことがありません。
町以外には魔物がうろうろしていることもありますが、人間を怖がって逃げていきます。

私はいつの日からか、勝手に「魔王は倒すべきもの」を決めつけていました。

私の目の前で美味しそうにポトフを食べる変態どMが、この世界に何をしたんでしょう。


いつの間にかポトフは空になって、私は彼のお手伝いで林檎を収穫しに行きました。


続くよ!

#日記広場:自作小説

アバター
2012/01/21 23:05
そういえばそうだね!

魔王さんのトコに住みたいです。
アバター
2012/01/21 22:31
名前からして悪だ!!ってのは前からよくあるよね
冷静に考えてみるとその人が何かをしたわけでもないのに、いつの間にか倒す相手になっていたり・・・

その人物のまた違った面を見ると、自分の常識が間違っているんじゃ・・・って思うよね


仕込みを嫌がる言い訳もかわいらしいw

そして魔王ってもしかしなくても頭いいんじゃないか?^p^
勇者さんも見習ってお勉強しないと・・・・w



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