黙祷
- カテゴリ:日記
- 2012/01/17 06:22:37
阪神淡路大震災から17年。
二階で寝ていた。
夜明け前、近所の犬が吠える声で目が覚めた。
いきなり突き上げるような揺れ。
続いて家がまるでデコボコ道を走っているような振動。
どうすることもできず。つかめるはずのない畳を掴んだ。
家が倒れると思った。強烈な振動が止まった後、階下に降りた。
まず玄関のドアを開けた。ドアが開かないほど家の変形はなかった。
次に庭に出る戸を開けた。寒いが、そんなことは気にならなかった。
テレビを点けた。テレビでは地震で京都駅前のビルで窓が壊れた。
そういっていた。
ところが、しばらくして、とんでもない風景が映された。
倒れるはずがない高速道路が倒れた。
こんなこと日本では二度とないだろう。そう思っていた。
奢れる者久しからず
あの時「安全神話」が壊れたのではないか。二度と口にすまい
「絶対安全」と「想定外」
大災害のきっかけが宇宙線だったと証明されるかもしれない。
どこで起こるか分からなくても、やみくもに警戒することがない
ような時代が来るかもしれない。
月曜日だったと思う。
当日の早朝、起きぬけにいつもの如くニュースを見ようとTVをつけたら
住宅街らしき場所に黒煙と炎が燃え広がっていた。
何処で何が起きたのかがすぐにわからず、チャンネルを変える。
どの局も特別報道番組となっており、炎上しているのは大阪と判明。
過ぎゆく時間と共に真相が明らかに。。
当時としては、戦後最大最悪な自然災害でした。 黙祷。