Climax=WorldENd [2]
- カテゴリ:自作小説
- 2012/01/16 21:16:03
続いたよ!
目が覚めると首に重く伸し掛る輪。首輪です。
あのどMは私を犬扱いするつもりなのでしょうか。そういう性癖なのでしょうか。
…部屋のドアが薄く開きました。
どMはリネンのような生地で出来たドレスと
ふわふわの美味しそうな食パンを片手に、部屋に入ってきました。
Climax=WorldENd [2] おひさまの香りと魔王と勇者と
「…おはようございます。…お腹空いたでしょう、ほら。」
そう言ってふわふわの食パンに美味しそうなジャムを塗って私に差し出しました。
それを受け取って素直に口に運びます。
なんか入ってるんじゃ、とか薄ら考えましたが。美味しそうなので疑うのが面倒です。
「…美味しいです。」
そうひとこと言うとどMはにっこり笑って頭を撫でてきました。
子供扱いですか、失礼ですね。
彼は次に口を開いてこう言いました。
「…手作りです。」
…魔王はパンを作れるらしいです。衝撃の事実。
思わずパンを口から落としそうになりました。
「…ジャムは杏で作ったのですが口に会いますか?」
「…甘酸っぱくて美味しいです。」
「…それは良かった。」
どMはニコニコしながら私の食べてる姿を見つめます。
人に見られながらご飯を食べるのは恥ずかしいので少し顔を背けました。
そうして腹の欲も満たされたところで、彼は私に持ってたドレスを差し出しました。
「着たら出てきてください。」と言い残し彼は部屋から立ち去りました。
そMのくせに着替えは覗かないのね、紳士。と頭の片隅で思いつつ腕を通します。
ドレスからは柔らかい石鹸の香りがしました。
…魔王に似つかわしくないです。
柔らかいベージュであまり派手な装飾のされていないそれは、首輪の所為でとても着づらかったです。
なんとか着用し、ドアを開けます。すると。
あったかそうなひだまりが窓からふかふかの白いソファーに落ちて
部屋の中心には丸太のテーブルに素朴なテーブルクロス。
パンを焼いたあとの美味しそうな匂いがします。
…ここが、そう。
数多の人が恐れた、あの
魔王城だったのです。
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- [⋈]胡麻.
- 2012/01/16 21:28
- もうほのぼのストーリー\(^o^)/
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