雪山賛歌②
- カテゴリ:日記
- 2012/01/09 01:18:10
1月2日、曇り。深夜の風雪で外の景色が一変している。テントまわり
にもたっぷり吹きだまっており歩くこともままならない。付近の新雪
を沸かしてお湯を作りみそ汁と大豆バーが今朝の朝食。
6:00出発、テントを出てすぐにナイフリッジ。刃先のように鋭い尾根
を滑落しないように慎重にトラバースする。雪がまだ柔らかく怖い。
足の運びを一歩間違えば谷底へまっさかさまだ。いつも以上に慎重に
ゆっくりゆっくりと進む。この急角度に張り付いている雪はすぐに崩
れて雪崩になる。
苦労してナイフリッジをクリアしても人が一人やっと通れる雪深い痩
せた尾根がまた続く。そしてまたすぐにナイフリッジ。山頂までこの戦
いは続けられる。
深雪の中ラッセルで尾根を進んでいると風が強くなり始めた。みるみ
るガスに覆われていき雪も降り始めた。ホワイトアウトの兆候、動かな
いほうが賢明だ。とはいえここは痩せた尾根上、避難する場所なんて
どこにもない、岩陰にピッケルで穴を掘り体を潜り込ませる。
来た。。。真っ白だ。
ホワイトアウト。
何も見えない。風の鳴る音だけがゴーゴー聞こえている、風速20メー
トルは越えていると思われた。とても立っていられない。30分くらい
だろうか、身動きが出来ずにいた。
少し視界が開けてきたかと思ったとたん、ドーンという爆発音にも似
た音。雪崩だ。
さっき渡って来たナイフリッジが風と雪の重みに崩れた。一歩間違えば
巻き込まれても不思議ではない。
山頂まではテント場から2時間くらいで登頂の予定であったが吹雪で
全く進めない。今更ながら自然の恐ろしさを思い知る。
この時点で下山が1日遅れるな。。。
小降りになったタイミングで前進。ピッケル→右足→左足の単純作業を
黙々と繰り返す。第2峰への急な登りを越えれば次はいよいよ山頂だ。
最後に傾斜角60°の雪壁が待っていた。
不安定な体制にバランスを崩さないようダブルアックスで慎重に登る。
ゆっくりゆっくりと登攀し山頂に出た時には15時をすでに回っていた。
無理をせず、今夜は山頂で休むことにする。山小屋が開いていれば快
適に過ごせるがこんな季節に当然開いているわけはなく、今宵も宿は
テントだ。
かなり恐ろしそうですね(ノ_≦。)
それにしても、ましゅさんが凍えなくてほんとよかったです``(A;´・ω・)
登っていても毎回想像しない世界なんだよ~笑
行ってみたくなった?
ともねちゃん
喜んでもらえてうれしいです。だって命がけなんだもん♡
姫
そうそう、自分を信じれば奇跡は起こるの。
いや、奇跡は自分が起こすの。笑
ぴち
山で鳴る音って結構ロクなもんじゃないからいつも緊張するよ。笑
あ、雷鳥の鳴き声はいいかも。笑
けいちゃん
エベレストはマスク外せないからねぇ。笑
普通に呼吸できるレベルでもう充分♡
天使ちゃん
雪男っていうとなんか違いませんかぁ?
ホワイトアウトは慣れないと右往左往して事故を起こしてしまうことがよくあるんだよ。
上下もわからないからね。どう、いっしょに体験してみる?
みー
おおっ。そのゴーカイジャーのお菓子袋が落ちてたんだけどみーの仕業か~笑
ふみっち
その理由をずっと探してます~笑
喜んでいっしょに行くよ。わざわざ苦難の道を選ぶけどね。笑
読んでるだけで怖ィ。・゚・(⊃ω⊂=)・゚・。
巻き込まれなくって本当に良かったね(☆uωu)
なんで、リスクが有るのに雪山に登るのぉ~?><;
いつもの抜けてるましゅじゃなくって、山男ましゅだね^^
読んでると怖いけど・・・頼もしいねましゅ♡
山登りには是非、ましゅと行きたいもんだわぁ(。→ˇܫˇ←。)
ましゅさんてばこんなことしてたんすかw
気持ちまで 凍ってしまいそうだ(゜゜)
やっぱり 雪男だったの~ましゅさん。。。。。
本当に無事で良かったです~~^^;
エベレストとかに行くと音も臭いも無い世界だそうですよ…
ましゅさんは、行って見たいですか~?
雪崩の音とか聞いちゃったら、ドキドキしちゃわないの?
足が竦むことはないの?
中途半端な気持ちではすぐに淘汰されそうですね。
山登りってもっと気楽な感じのかと思ってた。
ましゅの山登りは、本格的なモノだったんだね。
生きて帰って来た事が奇跡みたいだよ。
小さなことに悶々としてちゃダメだよね~って気分になるw
続きが楽しみです♪