Nicotto Town


まゆほん課長の徒然日記


クーニャの大冒険 その3 ~探し人 前編~

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クーニャ「チキン♪チッキン~♪クリスマスなんだからチキンを食べさせてくれても良いのににゃ。やっぱりあの飼い主は相当ケチにゃ」

コノハ「まあ確かに。自分だけクリパとか言って楽しんでいたみたいだからな。後で私の新しい和服を要求するとしよう」

クーニャとコノハは歩いていると、大きなガーデンハウスを見つけた。

コノハ「誰か居るかもしれない。情報収集だ。入ってみよう」

二人はガーデンハウスの中に入った。

クーニャ「誰か居ないかにゃー!」

ガーデンハウスの中はこじんまりとしていて、ほとんど物が置いていなかった。

ゴーグルの女「誰?」

ガーデンハウスの奥から女性が出てきた。

クーニャ「ちょっと聞きたい事があるにゃ。アルって言うジャニーズ顔負けの美青年を知らないかにゃ?」

ゴーグルの女「アル?知らないねえ。ジャニーズって言っても私にとってはここの連中の顔は同じに見えるよ。そもそも私がここに来たのも最近だし。悪いね。力になれなくて」

コノハ「・・・」

コノハはゴーグルの女をじっと見ていた。

クーニャ「どうしたにゃ?コノハ」

コノハ「いや・・・何でもない」

ゴーグルの女「そうだ。折角だし君たち友達になってくれない?こっちに来て知り合い居なくて寂しい思いをしてたんだ」

クーニャ「それは全然構わないにゃ。コノハも良いにゃ?」

コノハ「ああ」

シャラ「私の名前はシャラ」

クーニャ「小生はクーニャ。こっちはコノハにゃ」

シャラ「よろしく。クーニャ。コノハ」

シャラ「そうそう。ちょうど私も人を探してたんだよ。カミーラって言う金髪の女の子なんだけど知らない?」

クーニャ「知らないにゃ。金髪の女こそ沢山いるにゃ。少なくとも小生の飼い主の知り合いには居ないにゃ。コノハは?」

コノハも首を横に振った。

シャラ「そっか。まあ気長に探すしかないか。時間は十分にあるんだし」

クーニャ「にゃあにゃあシャラ。シャラがここに来たのもそのカミーラって奴を探すためかにゃ?シャラの友達かにゃ?」

シャラ「まあな。そんなとこ」

クーニャ「じゃあコノハ。シャラも予知してあげたらどうにゃ?小生の時と違って人間はちゃんと視れるのにゃ?」

シャラ「え?そんな事が出来るの?コノハ」

シャラはコノハに詰め寄った。

コノハ「またそんな勝手な事を・・・」

クーニャ「良いじゃないかにゃ。お近づきの印にゃ」

シャラ「良いのかい?占ってもらっても」

コノハ「まあ。タダじゃないけど」

クーニャ「大丈夫にゃ。それはうちの飼い主様がちゃんと払ってくれるにゃ」

シャラ「そりゃ悪いねえ」

シャラはばつの悪そうな顔をしてちらりとガーデンハウスの隅を見た。

コノハ「じゃあ始める」

シャラ「うん。頼む」

コノハは神妙な顔つきになって、クーニャの時と同じようにシャラの額に手をかざした。

コノハ「うっ・・・!」

コノハは突然、頭を抑えて倒れこんだ。慌ててシャラは駆け寄った。

シャラ「だ、大丈夫かい!そんなに大変なものだったのかい?」

コノハはシャラに支えられて、ゆっくりと起き上がった。

クーニャ「大丈夫かにゃ?」

コノハ「ああ。問題ない。それより占いの結果だが・・・」

シャラ「うん」

コノハはシャラの顔をまじまじと見つめた。そしてコノハは満を持して話した。

コノハ「残念だが、探し人に会うことが出来る可能性はかなり低い」

クーニャ「そんにゃあ・・・。あんまりにゃあ。シャラ。気を落とすことないにゃ」

クーニャはコノハの予知の結果を聞いて、シャラが落ち込んでいると思っていたが、クーニャの考えとは裏腹にシャラはけろんとしていた。

シャラ「ん?ああ私は大丈夫だ。そう言われるのも無理は無いって言うかさ。私はあの子を探してもう何年にもなるんだ。どのくらい経ったか忘れるくらい時間が経ったよ。だから、今更会える見込みが無いって言われても、それはそうかもしれないなって思っちゃうんだ」

クーニャ
「もう何年も・・・。諦めたりしないのかにゃ?」

シャラ「まあね。なんでかな。私には絶対いつか見つかるっていう自信があるんだよね。全然根拠無いけどさ。挫けそうになることはあるけど、これが私の生活の一部みたいになっちゃったからね」

シャラ「それにあいつはさ・・・。あいつは絶対に見つけなきゃいけないんだ」

クーニャ「シャラ?そのカミーラって娘と何かあったのかにゃ?」

シャラは思いつめたように俯いた。

シャラ「あの子はきっと一人で苦しんでるんだ。だから私が救ってあげないといけないんだ・・・」

コノハ「・・・」

コノハは何も言わず、ただシャラを見つめていた。
コノハはふと気付いた。クーニャもまた俯いているのを。

注)始めのコメントに続きます。

アバター
2012/01/03 23:01
>まゆさん
うんうん。難しかった。

二人登場ね。
まず、撮りたい家主のアバター(僕の場合はサブアバ)でログインでして、
それから別タグでアルバムを残したいアバターでログインする。
最初にログインしたアバターで写真を撮れば、最後にログインしたアバターの
アルバムに入ります。複数の場合も同じね。最終的に残したいアルバムのアバターで
最後にログインすれば良いわけです。
アバター
2012/01/03 22:03
ペットは自動で動くから、ベストショットが撮りづらいですよね。
アバター2人登場って・・・・どうやるの?
二人同時操作?
アバター
2011/12/29 16:09
>ぺらんきーさん
コメントありがとう!STPありがとう!
今後の展開に乞うご期待。
アバター
2011/12/29 11:15
自作小説カテゴリから!ついでにSTP
アバター
2011/12/29 01:23
いやあ。まさか字数オーバーとは。無駄な文章多いってことだね。
分かりづらいですが、本文の続きは最初のまゆほんのコメントの方に続きます。

どうしてもここまで入れておきたかったんです。
さて。後半が気になってきますよね。はい。別に気にならなかろうが、書きます。
近日公開。

しかし、この写真撮るのに苦労した。クーニャが全然良い感じで収まってくれないんだもん。
確信しましたよ。こいつはこの通りの性格だと。
アバター
2011/12/29 01:18
コノハ「どうした?クーニャ」

クーニャ「小生も・・・。小生もアルにゃんをずっと見つけれないままだったら・・・どうしようにゃ」

クーニャはシャラの話を聞いていて不安が募っていたのだ。

シャラ「子猫ちゃん。お前まで落ち込むなよ!大丈夫さ。あいつも見つかるし。きっとお前の本当のご主人様だって見つかるはずだ。そうだ。私も協力するよ。お前のご主人様探しにさ」

クーニャ「本当かにゃ?にゃー。ありがとにゃー!」

クーニャは嬉しさのあまりシャラに飛びついた。
シャラとはそこで小一時間ほど話しすっかり打ち解けた。

クーニャ「じゃあにゃー。シャラ!また来るにゃー」

シャラ「うん。いつでもおいで。クーニャ」

コノハとクーニャはそのガーデンハウスから出て、帰路についた。

コノハ「クーニャ。明日もまた出掛けよう」

クーニャ「い、良いけどにゃ。えらく熱心にゃ?」

コノハは何も答えなかったが、何か隠し事があるように見えた。
そして二人は翌日、また集まることになった。

後編へ続く。



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