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シン・ドラマ汁


ドラマ【坂の上の雲】

坂の上の雲 第3部 最終回
NHK 日曜夜7時半~
【あらすじ】1905年5月27日、巨大な艦影が1艦また1艦と三笠の前に姿を現し、いよいよ連合艦隊とバルチック艦隊の戦闘が始まった。連合艦隊は、世界の海軍戦術の常識を打ち破る異様な陣形をとる。真之が水軍の戦術案からつむぎ出した、艦隊を敵前でターンさせるという捨て身の戦法だ。東郷は、「まず敵の将船を破る」という真之の戦術原則のとおりに艦隊を運用。三笠の砲弾が目標である敵の旗艦・スワロフに命中した。(公式サイトより抜粋)

【感想】ふー、やっと3年に渡るNHKの暴挙とも言えるドラマが終わりました。ドラマ自体には罪はないですが、元々大河ドラマにする予定だったのが、あまりに制作費がかかるため、3年に分けてそれぞれの年の大河の予算を削り、1話ごとに映画が作れるくらいの制作費を費やしたってんですから、民放ならともかく(民放にはそもそもこんなドラマは作れないけど)、国民から受信料を取って番組を作っているNHKにとって、暴挙といっても差し支えないかと。私は別にいいんですけどね。ただ、最後は戦争映画みたいになってしまったのがちょっと残念だったな。本当に子規が生きている間はまだ面白かったのだけど。最終回の今回は、あまり小難しい戦況はなくって、世界に名を轟かせたバルチック艦隊を、弱小国家である日本の艦隊が、今までにない戦法で完膚なきまでに打ち破ったという、実にわかりやすいストーリーでした。しかし、今時のドラマは本当に、どこまでが本物でどこからが偽物なのかさっぱりわからないw 波をかぶりながら進む軍艦の船首とかは、本物に見えたんだけどなぁ。CGも手を抜いてないな。この後、ロシアで政変が置きソビエト連邦が誕生したり、世界の舞台に慣れていない日本が講和で賠償金をもらえなかったり、明治天皇が崩御した後、乃木が夫婦で自決したりと、いろいろあったわけですが、割愛もしくはさらりと流して、主人公たちのその後を描きましたね。やはり子規がいないので寂しい感じでしたが。好古の老けメイクは元の顔がわからないくらいすごかったですねw でも声はそこまで老けた感じじゃないので違和感がw 全体的な感想としては、やはり日清、日露戦争あたりの日本て、アジアの黄色人種の国家としては、あまりに特異な出来事だったと思うんですよね。だってアジアで欧米の植民地にならなかった国の方が少ないですよ。その中で、極東の小国が近代化を図り、貧しいのに軍備を増強し、ロシアという大国家に勝利したのはまさに奇跡だったでしょう。思うに、アジアで日本ほど変わった国もなかったんじゃないですか。第二次大戦後だって、めきめき成長を続けて先進諸国の仲間入りを果たしたわけですし。欧米にとって、今のように中国が台頭するまでは、日本ほど不気味な国はなかったんじゃないでしょうかね。今の堕落した日本人を見ていると、この頃の日本てなんでこんなパワーがあったんだろうと思いますね。ちなみにテーマ曲はずっと久石譲のスタンドアローンでしたが、この曲のタイトルには、国家の独立を貫きたいという意志がこめられているんでしょうね。第1部ではサラ・ブライトマンだったのに、第2部からは知らない人にw 第3部は久石の娘だそうですねw やっぱりサラが一番よかったな。幻想的で。




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