コンテイジョン
- カテゴリ:映画
- 2011/12/16 21:48:09
今年39作目の映画館鑑賞
スティーブン・ソダーバーグ監督のバンデミック・ディザスター映画。
香港出張からミネアポリの自宅に帰った直後に痙攣・発熱し急死した女性を皮切りに、
同じ症状の患者が、ミネアポリスだけではなく、アジアや欧州でも急増し始めます。
CDC(アメリカ疾病予防管理センター)は緊急に対策本部を設置し、
感染源の究明とワクチンの開発に全力を注ぎます・・・。
とても観応えがあって面白かったです。
初期感染者の家族、CDCの感染症調査官、事態にいち早く気付いたWeb記者、
それぞれに焦点が当てられたストーリー軸を交差させながら、
新種のウイルスが感染拡大していく状況が客観的にたんたんと描かれ、
その中を感染源を追って明らかになっていく初期感染者の時間軸が逆行していく、
凝った作りになっています。
善悪の物語ではないし、非主観的に描かれていると思うのに、
いつのまにか、CDCのメンバーや現場でウイルスと戦う人々は「善」で、
事態を煽りより混沌へと導くWeb記者は「悪」の側だと考えながら観ていました。
Web記者の正体は、実は悪魔だったと言われたほうが、スッキリします。
バンデミックの恐ろしさは、以前、ドキュメンタリー系のチャンネルで見た番組の方が、
豪華な俳優も優れたドラマシナリオも見事な編集やカメラワークもありませんが、
現実に迫って感じました。
ヘンな邦題が付かなくて、よかったです。
contagion:1.(病気の)接触伝染,感染、2.(接触)伝染病、3.(人から人へ移る)悪影響 〔of〕
★★★★【Contagion】2011アメリカ
映画館鑑賞は先月です・・・。
という感じでしょうか。とてもリアルでした。
>モンベさま 面白かったです^^
まだ、上映しているところもあるようなので、レンタルはもう少し先になりそうかな。
>のめサマ いい映画なのに、上映はあまり多くなさそうですね。
地元でやってくれてうれしかったのですが、上映期間が短くて行き損ねるところでした。
Webで予告編を見てしまいました。
近くの映画館では上映していないのが残念・・・
ヘンに人間ドラマを盛り上げようとするよりも、
事実を淡々と描くだけで、見る者を引き込みますよね~。
事実と真実の持っている生の力は、侮れませんもの。