インモータルズ -神々の戦い-
- カテゴリ:映画
- 2011/12/13 22:15:40
今年38作目の映画館鑑賞。3D字幕観賞。
ギリシャ神話を題材にした神話ファンタジーの3Dアクション・スペクタクル映画。
強大な軍隊を率いてギリシャへの容赦のない侵攻を開始したイラクリオンの王ハイペリオンは、
遥か昔の神々の戦いで、タルタロス山の地底に閉じ込められた邪悪な神タイタン族の封印を解き放とうと、
“エピロスの弓”を探し求めていた・・・
「300 <スリーハンドレッド>」のスタッフによる映像が見事な豪華絢爛動く3D絵巻物でした。
とても好みで、面白かったです。
キャラクターやエピソードは使われているけれど、ギリシャ神話ではありません。
ギリシャ神話を下敷きにしながら、しれっとキリスト教的な光と闇の戦いになっています。
オリンポスの神々とタイタン族の戦いは、まるで、天使と悪魔の戦いのようです。
最後は、荘厳壮大な教会の中で壮麗なハルマゲドンの天井画を見上げているようでした。
神々の戦いは永遠に続き、地上の人々の戦いも続いていくだろうことが予感されて終わります。
ハイペリオンと彼の前に立ちはだかる英雄テセウスは、わかりやすく善悪の対をなしそうなのに、
そうは描かれていないので、厚みのないストーリーに奥行きを錯覚させるのかもしれません。
まるっきりの代理戦争ではなく、人は人の戦いを戦っているように感じられます。
ミッキー・ロークが演じたハイペリオンは、とても印象的でした。
疫病で妻子を失い、どれほどの自分の祈りも聞き届けなかった神々とギリシャ世界そのものを呪い
タイタン族を解き放とうとする王ハイペリオンは、映画の中では単純に描かれているだけですが、
ミッキー・ロークゆえに、ただの悪役ではなく、静かで強い信念を持つ哲学的な人物のように感じられ、
なんだかテロリズムの寓話のようにも思えました。
3D映像は、2Dで観た予告とは神々のキンキラ衣装等の質感も違っていました。
2Dとの差額分の価値が十分にある3D映画だったと思います。
私好みの要素がいっぱいのところに、ゼウス様がツボにはまって、とても楽しかったです(笑)
そういえば、めずらしく、邦題の副題は付けて正解だと思いました。
★★★★【Immortals】2011アメリカ
映画館鑑賞は先月です・・・。
3Dと相性がいいと思います。なのに、イマイチなデキの映画もあるんですよねー。
>corraサマ バトルシーンはけっこうハードなのですが、現実感がないので見れちゃいます。
観応えのある映像です~^^ 好きじゃない人には、この手の映像でひとくくりにされるかもしれないです。
映像だけでも満足できそうですねw
ああいう映画は、3Dの映像が映えますよね。
やっぱり、3Dに向く映画と、そうでない映画があるのかしら?