SF:僕はやっぱりマヨネーズが嫌いです。
- カテゴリ:30代以上
- 2011/12/06 22:48:36
22世紀に入り2回目の世界大戦が始まり、そして終わろうとしていた。戦争の被害は重く、世界中の養鶏場は鶏インフルエンザ系ウィルス兵器により被害を受け、卵を含む食糧生産が不足していた。
世界を二分したアメリッカイーナ連邦(States of americ china:米中美国)とマ・ブラトリタイ国際連合(The malysia brazil turkey thailand united nations)の戦争は、両陣営とも疲弊した経済と国力に耐えきれず2185年8月20日に長崎にて和平調印を行う運びとなった。
大日韓平和共和国は今回の大戦においても、平和憲法9条をたてに最後までどちらつかずの態度をとり参戦しなかった。戦時中は両陣営への輸出で甘い汁を吸い、終戦間際に両者の終戦協議に割ってはいるというしたたかな面を見せていた。そして最終的な調印場所として立候補し「平和」国のポジションを確保しようとしていた。
世界は平穏な時代の幕開けに期待していた。
大日韓国首相カッパー・で・キム・てらもっち4世は悩んでいた。彼は第一次世界大戦後の史実を思い出していた。世界はこのまま「国連」のような緩やかな連合形態をとって利害を調整し続けるのか、彼がウィルソン大統領のようにリーダーシップをとり「世界連盟」として統一に向かい、平和な世界にしていくのか。これからの彼のさじ加減で決まる。
和平調印式は順調に終わった。アメリッカイーナ連邦の 王・ヤッパイーナ大統領と国際連合側モト・トレ・レバ代表は恒久的平和を謳う文書に調印し、お互いに抱き合った。それは世界中に中継され、大衆は歓喜の声をあげた。
晩餐会そして平和会議が続く予定になっていた。
晩餐会が始まった。戦時経済で景気の良かった企業がスポンサーになったため、それは豪華な晩餐会だった。参加した外交官をはじめ男女はダンスを踊り、スポンサーの重役達も戦後経済へのアピールをするために参加し談笑していた。
モト・トレ・レバ代表は日本酒を飲み過ぎて先に部屋に戻ったが、晩餐会は夜明けまで続いた。戦時中、最も輸出額の大きな企業であるキュービー社の社長が酔っぱらいながら提案した。
「ヨキョーをしませんか。日本古来からの伝統芸能であるヨキョーです。」
「モト代表の寝起きを起こすのです。そしてそれを全世界に中継するのです。」
選ばれたのはヤッパイーナ大統領だった。
彼は階段を上がり指定された部屋のドアを開けた。
当然のように彼は後ろから押し倒され、そこに塗られていたマヨネーズの海の中に顔を埋めた。
「そうです。これが伝統芸能”ジュンジ”なのです。様式美なのです。」社長がそう言うとその場にいた大日韓国人達は皆笑い、それは全世界に中継された。
翌日の平和会議は紛糾し、戦争がまた始まった。
てらもっち4世は祖先から伝わった家訓「マヨネーズは世界を滅ぼす。」を思い出し、そして執務室の中で一人泣いた。
いやー。照れるな。
色々ありがとー
てらもっちさんの考え方すきですーw
駄文をお読みくださりありがとうございます。
あの寝起きどっきりでマヨネーズに倒されていたのって稲川淳二だったかな?柳沢慎吾だった気もする。
って世代が違うか。
だまされたっっ
色々ありがとうですー
こういう「やさしさ」が人生で大事だんですよねー
ほんとにありがとです(♥´д`)・・○o。..:*・
マヨネーズは世界を救いません!
僕の妄想の中の子孫を気遣ってくれてありがとう。
もし僕が彼の状態になれば確実に泣くから、その時は慰めてね。
ちょっと過激なオチだったかな。
「><」ってシンプルだけど、なんかかわいいですね。
そうです。マヨネーズは恐ろしいものなのです。みんな、そのことに気がついていないだけなのです。
もう申し上げることはありません><
完璧なおちでした><
世界を滅ぼすほどとはっ!!!
さすがQP♪