よわい、から。
君は弱いから僕が守ってあげる
ずっとそばにいてあげる


だから、
強くなろうとしなくていいよ
君は僕に守られていればいいんだから
そんな悲しそうな表情、しなくていいんだよ
そんな風に、僕を気遣って泣かないでいいんだよ
優しい君は、僕が守るから
残酷な君なんて、見たくはないから
他人を傷つけている君なんて、僕が見たくないから。
君はただ僕に護られていればいいんだ


君はきっと他人を少しでも傷つけるたびに、傷つけた自分に責任を感じて
毎晩布団のなかで丸まって泣くんでしょう？
そして次の朝、平気なふりして瞼を腫れさせて笑うんだよね
儚くて少し辛そうな表情をして「だいじょうぶだから。」と僕に呟くんだ
いつもいつも無理をして健気に微笑むんだ


ねぇ、
強く在ろうとしないでよ
守られる価値がないって自分に言い聞かせないでよ
他人が傷つくくらいなら、って自己犠牲思考に走らないでよ


「たすけて」

そう僕に一言いえば済む話じゃないか
最善の選択をしてあげるから、僕に頼りなよ


･･･これだけ言っても君はやっぱり同じことを繰り返すんだろうね
しょうがないから、すっとそばにいて見張っててあげるよ
君が無理をしないように。


（“よわい” けれど “つよい”君）
（僕がもっていない “つよさ” 。）