この冬に観たい映画・・・@@
- カテゴリ:映画
- 2011/12/02 18:01:49
なんか、昨年もありましたな^^このテーマ^^
やっぱ、「特になし」なんですよね~><
「だったら、書くなよ@@」って、ツッコミ待ち~~(^o^)/
ふっ。だって~「カチンコ」欲しいじゃん~^^
というわけで、またもや、「冬に観た映画」の事を書きませう^^
1981年公開、と言うから、今から30年前!!@@
東映の作品で「魔界転生」(まかいてんしょう)という時代劇がありました。
山田風太郎というヒトの小説を、深作欣二監督、千葉真一主演で映画化したものですね。
徳川時代のはじめに起こった「島原の乱」。その「首魁」として討伐された「天草四郎」が「魔人」として蘇り、復讐の為にさまざまな武芸者たちをおなじく「魔人」として蘇らせて、世を乱そうとする。其れを防ぐために、「柳生十兵衛」が立ち向かう。と言う話でございます。
まあ、要は娯楽活劇のチャンバラ映画なんですが、なんというか・・・凄い迫力!@@
キャストの役者さんたちが、まさに「迫真の演技」。
天草四郎(沢田研二)に「魔人化」されるのは・・・
宮本武蔵(緒方拳)・宝蔵院胤瞬(室田日出男)・伊賀の忍者霧丸(真田広之)・・・
そして、はじめはそれに立ち向かう立場であった柳生但馬(若山富三郎)・・・・
それぞれが、それぞれの「死」に臨んで「悔い」を残し、「もう一度生きたい」という執念を燃やす時、天草四郎が現れて「魔界転生」に導かれる。
立ち向かうのは、柳生十兵衛(千葉真一)ただひとり・・・。
特に、ラストで「炎に包まれて燃え落ちる江戸城」の中で繰り広げられる
十兵衛と父親・但馬との決闘が、まあ~すっげー迫力!!@@当時は、CGとか無くて
セットを本当に燃やして、その炎の中で、火傷を負いながら撮影したそうです!@@だから、NGとか絶対出せない、一発本番!@@・・・・だからでしょうかね~、もう、画面に引き込まれて息も詰まるようなすっごい演技でした@@
・・・・じつは、ビデオでしか見てないんですよね~><10年くらい前の真冬、友達に薦められてTSUTAYAでレンタルしたのでした^^
映画館の大画面で、「観てみたい映画」です。^^
・・・・・・・・・・・・・・・
荒れ狂う紅蓮の炎逆巻くただなかに、ゆらめきながら立つ但馬の姿があった。既にそこかしこで、梁が焼け落ち、熱風が肌を焦がし、息をすることさえ、ままならぬ。十兵衛は、静かに声を掛けた。
「親父どの・・・・」
但馬がゆっくりと、こちらを向いた。そして、十兵衛の姿を認めると、かすかに口元を歪めた。「・・・十兵衛か」ようやく、来たか。という響きがあった。
「・・・・なさけなや、親父どの」
十兵衛が言うと、但馬は今度ははっきりと笑みを見せた。だが、それは邪悪としか表現しようのないものであった。
「生前、己の力のみを信じ、神仏の加護さえ拒まれた親父どのが・・・」
十兵衛の言葉を聞きながら、但馬がゆっくりと刀を構えた。その目にともる炎は、周りを焼き尽くさんとしている紅蓮を映しているのか、それとも、待ちに待った好敵手を迎えた妄執の炎か・・・・。
「・・・こともあろうに、魔性の助けを借りて転生めさるるとは・・・・!」
十兵衛の声が重い。幼きころから尊敬と憧憬の念をもって、師として仰いできた父。理想を語り、剣を「殺人」のものから「活人」のものへと転換せしめようと心血を注ぎ続けていた「剣聖」と呼ばれるべき高潔な魂をもっていた父。その父が、いまや「魔人」と化して、この世を滅ぼそうとしている。
「いや・・・・それ程迄にして、この十兵衛との勝負をお望みであったとは・・・」
剣は、ついに、ただ「争い」を呼ぶものでしかなかったというのか・・・。
「剣法修行は修羅の業・・・。かねがね、そう教えを承りしなれど・・・。骨肉分けた父と子が、相争わねばならぬ程のものにござりましょうや!?」
肺腑をえぐるかのような、悲痛さを込めた、我が子・十兵衛の声も、もはや、一個の魔人と化した但馬の心には届かない。いっさいの情を断ち切るかのような、冷えた但馬の声が十兵衛の言葉を遮った。
「もはや、問答無用じゃ・・・」
十兵衛の隻眼が悲しみの色に染まった。
「そちも我が子なれば・・・親の期待に応えてこそ、孝、と申すもの・・・参れ!十兵衛。・・・見事、我が刃を防いでみせよ・・・」
十兵衛の心に、幼いころからの父との想い出の数々が、走馬灯の如くに蘇る。・・・・だが、もはや眼前に佇む者はあの父ではなかった。父の姿を持つ「魔人」であった。
「・・・是非もなし」
十兵衛は遂に、腰の刀を抜き放った。名匠・村正が、魔人を討つべく命を賭して鍛え上げた最後の一振りである。
「お相手つかまつる・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・
原作には無い映画のシーンを、小説風に書いてみました。^^ここのやりとりからの決闘シーンが、ものすごかったんですよね~・・・・。セットが焼け落ちるまでのわずかな時間に、凝縮されたさまざまな想いと闘いを、見事に演じ切った名優2人。
感動ものでした(^o^)/




























ろむたま お仕事でお疲れ出てませんか?? いっぱい寝て ストレスやお疲れ労って
上げてくださいね
一応大スクリーンで(爆)
千葉真一さんが主演だったっけ??
沢田研二さんと真田広之さんの印象が強すぎる
「エロイム・エッサイム、エロイム・エッサイム、我は求め訴えたり」
学校ではやりました(^m^;)
http://www.youtube.com/watch?v=aMJ7opZw4vA&feature=related
こちらの方が「ドクラマグラ」の内容がわかりやすいかと
たびたびお手数ですが、よろしければご覧になってみてください。
さっき天気予報で12月並の寒さが…って言ってましたので
確か外のお仕事だったんですよね 寒さ対策はなさってくださいね
そそっかしくて失礼いたしました ┏○))ペコ
でも、ごめんなさいm(_ _)m
張り付けてくださったアドレスからアクセスして、一応見て観たですが・・・
「???」
感じるモノ・伝わってくるモノは確かにあったのですが、まだうまくそれを表現できません。
ぼくの知能と感性に於いて、作品世界が充分に咀嚼・嚥下・消化できてないみたいです><
何度か、時間を置いて、繰り返し観てから、感想述べさせてもらいますね・・・・。
をを@@・・・言われてみれば、そーゆー感じだねぇ@@
深作監督も意識してたのかもね~(^o^)/
そうだよね^^マジでギリギリの状況だからこそ、ハンパない緊迫感が生まれて
それがひしひしと伝わってくるんだろうね~(^o^)/
これはぼくの個人的感想なんだけどさー・・・正直言って「若山富三郎」さんって
あんまりいい役者だと思ってなかったさー><でもさ、この映画観てから、
このひとへの観方が180°変わっちゃったもんね@@
あのちょっと間違えれば、大やけど負っちゃうような状況の中で
あれだけの重厚な演技ができる役者さんだったんだな~@@ってさ^^
「役者魂」って言葉がありますけど、昔はCGとかも発達してなくて、それだけに
「チャチなセットの中で、如何にそれらしく見せるかというのが役者の腕の見せ所」
という意気地を映画人が持ってた時代でもあったんですね。
少々の怪我は当たり前、撮影で死ねれば本望だ。っていう覚悟のもとで、演技を磨いていた。
と、いうようなことを、萬屋錦之助さん(記憶違いかも・・・大友柳太朗さんだったかも><)がかつて語っておりました。
ホントに、皆さん「役者であること」が人生そのものだったんですね~@@
室田日出男さん。独特の雰囲気をもってた方でしたよね・・・。
ずいぶん昔のことですが、何かの雑誌でインタビューを受けてるのを読みました。
「主役を張れる役者もいれば、脇役で光る役者もいる。僕は、主役を張りたいと思った事は
一度もないんですね(笑)むしろ、舞台を良いものにするためには、光る脇役が大切なんだと。
自分は超一流の脇役になりたいと思ってずっとやってます。」
正確ではないかもしれませんが、そういう談話がのってたのが強く心に残ってます。
なになに?(’◇’)
十兵衛と但馬って
ルークとベイダー卿みたいな・・・
CGの無い時代の映画って危険と紙一重の世界だから
緊迫感もハンパ無くて
俳優さんの鬼気迫る演技を引き出せたのかもしれませんよね@@
そのセットの中でよくお仕事ができたものです@@;
室田日出男氏、大好きでした。
どちらかというと柳生十兵衛・ハレンチ学園が、好きでした。。
詳しく言及してくださるなんて @@ 本当にありがとうございます。
深作監督ってバイオレンスを追求なさった方ですよね^^ ろむたまがこういう方面にも
お詳しくて びっくりなのです@@ 大脱線なんですがね邦画はね 鈴木清順監督
大林宣彦監督なんかが好きなのです。 作品的には未だによくわからないのは
「ドグラマグラ」でしょうか??
http://www.youtube.com/watch?v=esImIu6U-Sw
変に壺にハマってしまって ろむたまのご見解をお伺いいたしたく
アドレスを貼り付けさせていただきました┏○))ペコ
そそ^^いちばん最初に天草四郎が「復活」させた魔人ですね^^
たしか「佳那晃子」さんっていう女優さんが演じてましたね^^
妖艶な美しさでした。「お玉」と名乗って徳川4代将軍・家綱の側室になり、家綱を誑かして
人間狩りをさせたりして政治を乱すんですよね~。最後は「生前」に愛し・裏切られた夫
「細川忠興」と家綱をダブらせて、炎の中に抱き合って落ちてゆくんですよね・・・><
ちなみに、ですね。原作の小説には登場しないんですが、深作監督が映画化の脚本を書くときに、当時の資料を調べていて、4代・家綱の側室に「お玉の方」というのを発見して「これは、細川ガラシャの本名と同じだな・・」って思った所から、彼女の登場となったらしいですな^^原作の小説と映画はまったくの「別物」に仕上がっていて、当時、原作のファンの方々からは、ブーイングが多かったらしいです@@
「ふるき躯を捨て、蛇はここに蘇るべし。エロイム・エッサィム。我は求め、訴える・・・」
沢田研二が、かっこいい~~~!^^
私も見たような・・・・とは言いましても380歳の妖怪の記憶ですから非常にあやふやなのです
エロエムエッサイムでしたっけ?? これさえあやふやで なんともだけど結構面白かったような
確かにCGあんまりない頃でしたから撮影大変だったんでしょうね^^