Nicotto Town



美術館に行ってきました

「ギッター・コレクション展」と言って、アメリカの方が収集した、江戸時代の美術品の展示です。

展示にあたっての挨拶文のパネルを読みました。
説明文等は余さず読む性分です。

このギッター・コレクションを収納している美術館は数年前のハリケーンで被害にあった街にあるそうです。
町中がカトリーナの被害に見舞われる中、奇跡的にこの美術館の展示物だけは助かったそうです。

「震災から半年経っても日常生活を取り戻すのに足りないことは、ハリケーンの被害にあった経験から知っている」とありました。
読んでて泣きそうになりました。
こんなところに不意打ちで、涙腺緩みそうな罠が仕掛けられているとは(笑)

展示物は有名どころから、初めて名前を知った作者の作品まで、随分バラエティに富んだもので楽しく観て廻りました。
寒くなっても仮設住宅で過ごさざるを得ない方達も多い中、私はこうして娯楽を享受出来ていて、早いうちから日常生活を取り戻しています。
もちろん、目に見えない脅威から逃れられている訳じゃないんですが。

こういう善意に触れると、直接的であれ、間接的であれ、今もまだ沢山の方に手を差し伸べられて生活している事を改めて実感します。




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