フェア・ゲーム
- カテゴリ:映画
- 2011/11/03 23:30:47
イラク戦争開戦直後に起こった「プライム事件」を映像化したサスペンスです。
イラク戦争については大きく報道された為、たくさんの人が御存知だと思いますがプライム事件については大きな報道もなかったこともあってよく知らない方も多いと思います。
個人vs国家という映画の世界ではよくある構図ですが、本作はノンフィクションだから重みが違います。
もちろん、ノンフィクションで在るが故にあまり後味の良いものではありません。しかし、真実を白日の下に晒し、観た人に考える機会を与えた功績は大きいのではないでしょうか?
でも、やっちゃいましたね^^;
物語が淡々と進んでいくし、事件が起こるまでは多少退屈ですから食後には眠たくなってしまっても不思議ではありません。つばめさんの仰る通り、史実に忠実であるが故に地味になっていますからね・・・
彼女が本作を通して伝えたかったこと、それは彼女自身がこう述べています。
「政府が民主主義を保持することがいかに大事かということです。主人はNY Timesへの記事の投稿で民主主義を実行しました。日本人は原発問題で政府による情報の開示が不足していたことにショックを受けたと思いますが、この問題も同じなのです。市民は政府に民主主義を保持させる立場にあるのです。」
プライム事件は国を相手取った裁判にまで発展しましたが、結局は”カモ”が処罰されただけで全容が明らかになった訳ではありません。それでも自分の信念を貫き、巨大な怪物と戦った夫妻は称賛されるべきでしょう。私達日本人も彼女達から学ばなければならない事があったと確信しています。
dayamaさんのコメントにすべて委ねたいと思います。
というのも、食事の後だったせいか、どうも眠くなってしまい、ところどころ字幕を見失ったりして。。。
事実に忠実にすると、ちょっと食い足りない感じが。
最後のエンドロールのところで、本人のスピーチ姿を見ましたが、
すごいパワフルな女性で、おぉっ~!これはステキ!!今さらですが、身を乗り出してしまいました^^;
私は、本人が出演するドキュメンタリー映画のほうを見たいです。
空爆を受け、逃げ惑い傷ついたイラクの人々のことを思うと、なにかやり切れないものを感じました(^^)
すでにチェック済みとは、やりますね(゚∇^d) グッ!!
もし、観て来る事があれば、また感想聞かせてくれると嬉しいです^^
映画の娯楽性は乏しいのですが、秀作です^^
全編に渡って地味なのですが、途中から夫妻間の愛であったり、自己の尊厳を掛けた戦いが丁寧に描かれています。
政府批判が映画で堂々と描かれる辺りはお国柄なのかもしれませんが、映画が単なる娯楽としてだけでなく、真実を報道するツールにもなることを再認識させてくれます。
また、実話であるが故の訴求力や説得力を体験できますよ^^
だいぶ足を伸ばさないと上映して無いです(TT)
あんな報復戦争を起こしておいて、
ホントのところは、いったいどうなの?って気持ちはありますね。
観に行ってみようかナ(^_^)/~