読書の秋に読みたい本 & 同族会社について
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/11/03 07:54:23
本屋で見つけたり紹介してもらったりして、そこそこ楽しめた本はけっこうあるけど
これといったおすすめできる本はないです。
読み物として最近一番面白かったのは、本じゃないんですが
大王製紙会長への貸付金調査報告書です。
http://www.daio-paper.co.jp/news/2011/pdf/n231020a.pdf
不祥事に対する第三者委員会調査報告書はいろんな会社から出てるので、
まとめて一冊の本にすると売れるかもしれませんな。
大王製紙の絡みで、同族会社というものにちょっと興味を持ったこともあり、
「日本の15大同族企業」平凡社新書 菊地 浩之 には目を通しておきたいです。
上場している実質同族会社については個人的に調べているので、
いつかどこかにまとめて公開するかもしれません。
こういう企業は近いうちに大王製紙のとばっちりを受けて
なんらかのルールが課されることになりそうでちょっと気の毒です。
同族会社自体は悪いものではないと思いますが・・・
>同族会社自体は悪いものではないと思いますが・・・
全く同感です。
同族会社が そうでない会社に 絶対的に劣後するものは何もありません。
まぁ、中小企業・零細企業でバカな御曹司や愛人部長に苦労するなんてのはあるかもしれませんが。
(それは、その程度の会社で働く己のレベルの問題であり、イヤなら別の会社で働けばいいだけのこと)
会社法上も、同族会社を差別するルールは何らないし、今後も考えていないでしょう。
但し、同族会社で、そのこともあって非上場にしている大企業というのは、海外投資家などからみると、「日本的不透明経営!」に思われるかもしれませんが。
実際、ご紹介にある本でもそうですが、日本を代表する企業にも少なからず同族会社はありますし、マクロでみれば、それらの会社は、同族会社であるメリットがデメリットを大きく上回ることで、現在のステータスにあるのですから。
あと、大王製紙ですが、ワンマンカリスマ経営者が牛耳って、周囲は誰も口をつぐんでいたオリンパスや読売巨人軍㈱と比べれば、バカ御曹司の悪行は真の経営者であるオヤジさんにすぐに伝わっていたわけで、株価やレピュテーションの被害は最小限になっています。
優れた経営者は、後継者とそれを支える側近の選択・育成が、最後の仕事になります。
徳川家康が 軍事・政治に能力のあった兄・秀康ではなく、凡庸とも言われる秀忠を後継に選んだのも、2代目に求められる資質を総合勘案したからといわれます。つまり、結果として同族経営者であっても、それがその会社の成長発展に最も適しているなら(仮に単体ではもっと優秀な社員・役員がいても)その判断は誤りでないのでしょう。
長文ご容赦
株主総会に行ったことがありましたが、
ちょいと異様な感じもありましたな。
創立者の後を受け継いだのは奥様
専務と常務は息子&娘婿という状態でした
本部にいたので、この人たちを取り巻く人間関係を観察していましたが
苦言を呈したとても有能な管理職の人に
「嫌なら辞めたら?」の一言に驚きましたよ(笑)
その後倒産したようですが、やっぱりねって感じでした
悪くはありませんが、いろいろめんどクセーですw
PDF・・・・時間があったら読んでみよう(`・ω・´)
まったく報道がないのはなんででしょうね。