【改装】天守物語もしくは上空の城 その壱
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- 2011/10/15 00:40:58
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「天守物語もしくは上空の城その壱」
高くそびえる場所には人でないものが住むという――。
山にも神がいると信じられたように、
城の天守閣その最上層にはあやしの女性がひっそりと住んでいるのだ……！
雲の上、空という名の海の上にそびえたつ天守閣をイメージして作成。
以前からこれ用にとアイテムを集めてはきたけれど
実際に着手してみれば一番の敵はアイテム数４８の壁でしたとさ……orz
甘い作りであることは承知しているし改善の余地はまだあるとも思っています。
でも作りたくて作りたくて増室でようやく作れたという喜びと勢いだけの今回も
記録しておこうと思った次第です。
タイトルからもわかる通り、発想のベースは泉鏡花の戯曲『天守物語』。
ヒロインである富姫……は髪型の問題で不可能だったので、
アバは富姫の妹、亀姫に扮しています。
（だからわざわざ浮き輪つきｗ）
富姫が大切にしていた獅子頭のかわりにマントですｗ
ここからは独り言になりますのでお暇な方だけどうぞ。
泉鏡花の戯曲『天守物語』は鏡花作品の中でも一二を争うくらい好きな作品です
（甲乙つけがたいのは『外科室』）。
人ではないが故に残酷でもある富姫のあやしさと恋におちた後の人に近い愛らしさ。
寓話のように美しい恋愛物語でもありますね。
波津彰子氏による漫画化は絶品でございました。
（波津氏の絵が表紙の富姫・亀姫に似た姉妹の花の神の姉妹の連作もあったな、
管浩江作で）
さてタイトルにもうひとつ付いているのは、私が天守閣というものに憑かれた原点、
赤江爆の『上空の城』によるものです。
まさに耽美を具現する退廃で美しく残酷な世界を生み出していた赤江作品の中では、
記憶の中の「影の城」を捜し求めて城を巡り続けた女との悲恋話なぞ
ラストの失敗もあり、パッとしない佳作だと客観的には思う
（赤江作品最高傑作は映像化もした『オイディプスの刃』だと疑わない）のですが
どういう訳か一番私を捉えたのがこの作品でした。
そのせいで今も、残存天守閣をすべて巡るのだという命題から離れられません。
（あと残すは３つ……！）
城、中でも天守閣に呪縛されたが故に、天守閣にこれからも挑んでいくのだと思います。
うわっ、一目でバレましたか！
こっそり安土城を参考にしてたんです（プラス長野松本城）。
トシraudさまの銀閣寺などを拝見しなかったら作れなかったと思います。
時々タウンで「その家具や建物やパーツ売ってくれ！」ともだえていますｗ
『天守物語』ならば青空文庫でも読めますが文語調で横書きで読みにくいので
絶版だろうけれど波津彰子さんの漫画おすすめです。
『上空の城』は……短めの話で赤江節は薄いので読みやすいですが絶版確実な上、人を選ぶかも。
＞まんまるわんこさま
私、リアルの部屋整理がまったく駄目な奴なんですよ……。
だからお部屋作り楽しすぎちゃって。
＞みぽちさま
『天守物語』の舞台は白鷺城（つまり姫路城）なのでもっと白壁増やした方がとか、
まあ色々まだ迷いあります。
早い時期から狙っていたのでシャチホコも確保してたんですねｗ
＞mizukiさま
いえいえ、元のお話関係なくお城に見えたらいいなーくらいなんですよ。
いつもmizukiさまにすっごく勉強させてもらっています！
先人の皆様の素敵部屋がなかったら「外観？立体？おいしいの？」
で終わっていたと思いますｗ
＞白馬の天使さま
遊郭も憧れます！
イメージだけなら早くからあったのですが腕と余分な部屋とアイテムの使い方が分からなくて。
お城に見えたら成功、です。
松本城の橋の記憶が空中回廊を作らせましたｗ緋色の欄干とか欲しいです……。
４部屋目、調子に乗ってつくってますｗ
この手の建造物は私がニコに来た昨年12月に花魁が出たので、それに合わせて皆さん遊郭を作ってたわね。
その頃の私には、そんな腕すら無かったし・・・。
普通ならお城だけで下にある赤い渡り廊下？まで作ってみせたのがとてもいいと思います。
鯱と刀受けをわざと置いているのもお城の強調に一役買っていますね。
さて５つまでお部屋増やせるけど、みんなどうするのか楽しみでもあります。
お話はまったく知らない立場でコメントするのも申し訳ないのですが
建物の色と対比するような床と壁の色や光の使い方がとても綺麗で
見惚れてしまいました(ノ▽〃)
建物の組み立て技術にも感動してしまいました。
甘い作りなんて、とんでもないですよー！
発想もすごいですわ、ほんと。
センス分けてください…。
お部屋のレイアウト苦手なんですよね…。
このブログで紹介されている作家や作品に触れる機会がなかったものの
あずみさんの天守閣に捧げる情熱に感動したので、原動力であるこれらの１つでも読んでみようかな。