消しゴムの冒険
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/10/12 02:50:37
宿題をしながら
コーヒーを飲んでいた
ひと段落が着き
飲み終えたカップを流しに持って行った
その時、親指と人差し指と中指でカップを持ち、
何故か、薬指と小指で消しゴムを挟んだ
なかなか器用でしょう
流しの横にカップと消しゴムを置いた
なんで消しゴムを持ってきたのかはわからない
その瞬間消しゴムは喜びの声をあげた
やったー、こんなとこ来たの初めてだ!
そうですよね
彼は机の上とペンケースとテーブルの上以外に
行ったことが無いのだから
流しの中って
こんなふうになっていたのか
おっ、水が出た
すごーい
ああーっ
穴に飲み込まれた
ん、なんで消しゴムを持ってきたんだろう
消しゴムを摘まみ上げ机の上に置いた
消しゴムは日記にこう書いた
今日は遠くに旅行に行きました
始めてみる景色に
感動しました
また何処かへ
連れて行ってくれないかな
消しゴムはシャープペンと
ボールペンにそう言いました
頬を赤く染めて
楽しそうに・・・
冒険じゃありませんよね!
でも彼がそう言っていました。
消しゴムで泡が消せるかも?
なんて・・・
なんか火星に行ってみたくなりました
右手に消しゴムをもって・・・
ダヤン様
そうですね。
気づかない発見って、たくさんあります。
一日一つ見つけてみようかな!
読んでて楽しくなるね~
次はどこに連れていってくれるのか
お風呂に連れていってもらって
泡だらけの消しゴムになるのか
楽しみだァ
うーん。こうやって別な視点から世界を見るのもきっと楽しいんだろうな♫
いつも同じ場所にいると楽しい発見は出来ない・・かな。
消しゴムくんは沢山、楽しいこと見つけたみたいだね。
それはやっぱり素敵な冒険だったと思う。。
わたしもそんな楽しい冒険がちょっぴり欲しいな。