Nicotto Town


まぷこのぶろぐ・・・か?


契約の龍(21)

 「……それかもしれない。龍が「大食い」する理由」
 「理由?」
 「誰かが、死んだ大公を、生き返らせようとしている」
 それならば、最大級の「禁呪」だ。
 「誰か、って………誰が?」
 「さあ、それは…誰にせよ、「金瞳」の持ち主であることは確かだ。…あるいは、すでに死んでしまった誰か、かもしれない」
 「でも、それって……」
 「ちょっと待って」
 クリスが続けてなんと言おうとしたのか、は判らない。
 「…学長から、呼び出し。クリスを連れて、学長室へ来るように、と」

 一週間後。俺たちはハース大公家の門をくぐっていた。 
 ほかでもない、ハース大公その人の葬儀に参列するために。

#日記広場:自作小説




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