窓に!窓に!
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/05/15 22:26:42
アマゾンの洋書バーゲンで激安になっていたロバート・サブタ氏のしかけえほんを購入しようとしたら、
2冊で1285円、送料無料になる1500円以上には、ちょーっと足りません。
何かないかなーと洋書バーゲンコーナーをうろうろ~と、そして、目に入ってしまいました。
真っ黒な本の表紙に金文字で”NECRONOMICON”(ネクロノミコン)
表紙のど真ん中には、同じく金色のクトゥルフ様が鎮座ましましていらっしゃいます。
素敵すぎます。
857円。なっ、なんて不遜な価格でしょう!!! ...ポチッ。これで送料無料です。
Stephen Jones編集
The Necronomicon: The Best Weird Tales of H. P. Lovecraft
クトゥルー神話の創始者であるH.P.ラヴクラフトのアンソロジーです。
クトゥルー神話とは、20世紀最大の恐怖作家と呼ばれるラヴクラフトの創作した
コズミック・ホラー(宇宙的恐怖)小説を母体とする、体系化された一連の恐怖小説の事を指します。
後年の多くのクリエイターたちがラブクラフトに影響をうけいて、
小説や映画やマンガやゲーム等の中に、様々な形でいわゆるクトゥルー神話が取り込まれています。
最近では、ライトノベルのネタにもされているそうで、裾野の広がり?には驚くばかりです。
届いたハードカバーの本は、web上の画像で見たよりも重厚感が漂う装丁で素敵でした♪
金文字のタイトルの黒い革風の表紙の本は、見栄えがします。
表紙の中央に十字架はありませんが、なんだか聖書のようにも見えます。
さっそく本を開いてみました。もちろん、ぎっしり英文が書かれていて読めません。
前書き?に目次に、とめくって、最初に出てきた短編はずっと昔に読んだ「DAGON」
すると、なんと、何故かなんとなく読めているみたいなんです。
いえ、読めてはいないです。英文は理解できていません。
なのに、何箇所か英文をたどるとストーリーが付いてくるような感じがします。
わからない部分もかなりありましたが、とくに冒頭と最後は英語を読んでいる気分がしました。
こんなに覚えているとは!?
それだけ強烈な子ども時代のインパクトだったってことなんでしょうか。
主人公の身に何かがおきる直前までの実況が続く手記形式の短編で、
人が知ってはならないものを目撃してしまった主人公が書き綴ったこの手記は、
「・・・あの手は!窓に!窓に!」を最後に途切れてしまいます。
このアンソロジーは2008年に出版されたもので、ラブクラフトの完全版全集ではないようですが、
雰囲気のある挿画に初期作品、エッセイ、ラブクラフトの写真や書簡も収められた充実の大冊になっています。
たぶん。
895ページの洋書のうちの4ページほどで読めているような気分になれたとはいえ、
残りのページのほとんどは”英文の柄”に見えます。
持っているだけの洋書に無駄使いをしてしまって、反省中です。
その後、アマゾンの洋書バーゲンコナーをさらにさまよって欲しかった絵本を見つけたので、
「ネクロノミコン」は買わなくても送料無料になったんですよね。
でも、つい、購入してしまいました・・・。
でもでも、置いてあるだけで素敵なゴシックアイテムだし、
厚さ5cmの重い角ばったハードカバーはとっさの武器によさそうです。
枕にすると悪夢が見られそうだし~。
今回勉強になったこと。
Windowの前のTheを忘れずに。定冠詞、でしたっけ。
The window! The window!
バーゲンコーナーの価格にはびっくりしました。
>楓サマ そうとは知らずに、影響をうけた作品に接しっているのがほとんどだと思います。
>ちはやサマ 部屋に置いてあるだけで、とても満足してしまいます~♪
>ネスティさま アニメや小説で、いつのまにか少しずつ近づいてしまっているかも~。
知れば知るほど狂気にみちると。
テーブルトークRPGにもなってますよね。
英文、全然読めませんが(´∀`)ゞ
ネタとして、インテリアとして、なんだかうらやましい~♪
いい本を見つけましたね♪^^
前に読んだ記憶のある本の方が、はじめてのものを読むより
抵抗が少なくていいですよネ。
僕も久しぶりにバーゲンコーナー、のぞいてみようかな‥^^