Nicotto Town


きいてニコタリーナ


僕のいない朝は今よりずっと素晴らしくて

……起床15時。1日で完全に昼夜ひっくり返っちゃった。



米澤穂信「ボトルネック」を2回目の読了。

とても面白い小説なんだけど、身につまされ過ぎて

読むたびに気分が半端なく落ちる。

2回目だし大丈夫かと思ったけど駄目だった。

分かってる。自分が存在しなかったら、

ここにいるのが私でない他の誰かだったら、なんて

無意味な仮定だってことくらい。

私は確かにここに生きてて、これからも生きてかなきゃいけないって。

でも考えずにはいられないんだ。私のいない、よりよい世界。

でもちょっと泣いたら気分が楽になった。

想像力と行動力について考える。



そして、ゆめにっきのアンソロが発売されていると聞いて

お金ないのに衝動的に注文してしまった。届いた。

ギャグの方は、なんというか同人誌にしても

ずいぶんレベルがひk…げふんげふんナンデモナイ。

でもシリアスの方はすごく面白かった。

ゆめにっき自体がすごくシリアスだからかなあ。

窓付きは、プレイヤーの暗部の鏡像。

自らの暗部や狂態を、彼女に仮託して語ることができるから、

シリアスの方を描いた作者さんたちは驚くほど饒舌だった。

深刻ぶった顔で自分の苦しみを語るより、

闇の中に滑稽さを見出して、人を笑わせる方が難しいってことか。

……エクシリアが一段落したら、またゆめにっきやろうっと。



昨日アグリアちゃんに会った時から、

新しい物語が生まれそうで生まれないのでうんうん言ってる。

私最近、今まで自分が理解できなくて不快だと思ったような人間を

物語の主要人物に据えることができるようになってきてるかも。

理解できないことが、すごく興味深い。なんて。人によるけどね。

これを私のささやかな成長と信じて、精進したいと思います。




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