僕のいない朝は今よりずっと素晴らしくて
- カテゴリ:日記
- 2011/09/29 20:53:54
……起床15時。1日で完全に昼夜ひっくり返っちゃった。
米澤穂信「ボトルネック」を2回目の読了。
とても面白い小説なんだけど、身につまされ過ぎて
読むたびに気分が半端なく落ちる。
2回目だし大丈夫かと思ったけど駄目だった。
分かってる。自分が存在しなかったら、
ここにいるのが私でない他の誰かだったら、なんて
無意味な仮定だってことくらい。
私は確かにここに生きてて、これからも生きてかなきゃいけないって。
でも考えずにはいられないんだ。私のいない、よりよい世界。
でもちょっと泣いたら気分が楽になった。
想像力と行動力について考える。
そして、ゆめにっきのアンソロが発売されていると聞いて
お金ないのに衝動的に注文してしまった。届いた。
ギャグの方は、なんというか同人誌にしても
ずいぶんレベルがひk…げふんげふんナンデモナイ。
でもシリアスの方はすごく面白かった。
ゆめにっき自体がすごくシリアスだからかなあ。
窓付きは、プレイヤーの暗部の鏡像。
自らの暗部や狂態を、彼女に仮託して語ることができるから、
シリアスの方を描いた作者さんたちは驚くほど饒舌だった。
深刻ぶった顔で自分の苦しみを語るより、
闇の中に滑稽さを見出して、人を笑わせる方が難しいってことか。
……エクシリアが一段落したら、またゆめにっきやろうっと。
昨日アグリアちゃんに会った時から、
新しい物語が生まれそうで生まれないのでうんうん言ってる。
私最近、今まで自分が理解できなくて不快だと思ったような人間を
物語の主要人物に据えることができるようになってきてるかも。
理解できないことが、すごく興味深い。なんて。人によるけどね。
これを私のささやかな成長と信じて、精進したいと思います。