『平家物語』に見る陰陽道 17
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- 2009/05/14 23:46:11
○東作・西収
(巻第十 付 大嘗會の沙汰の事)下p169
春は東作(とうさく)の思ひを忘れ、秋は西収(せいじゆ)の営みにも及ばず。
《訳》
春は耕作の心配を忘れ、秋は収穫の作業をしない。
《解説》
春の耕作、秋の収穫の意で対句になっている。陰陽五行説で四季・方位・色の五行配当は、木春東青、火夏南赤、金秋西白、水冬北黒、土土用中央黄となる。これを受けての表現であろう。
今日はちょっと短め。