ツリー・オブ・ライフ
- カテゴリ:映画
- 2011/09/26 19:29:41
今年26作目の映画館観賞。
1950年代のテキサスを舞台に、中流家庭の一家族の40年に渡る日々が、
威圧的な父(ブラッド・ピット)に対する葛藤抱える息子(ショーン・ペン)の追憶と心象風景を中心に
美しい音楽に乗せて、ネイチャー・ドキュメンタリーの映画を観ているような錯覚を覚えるほど大量の、
自然や宇宙、原子から銀河まで、あらゆる神秘的な映像を差し込みながら、綴られます。
神秘的な炎のような揺らめきで始まり終わるタイトル通りの内容の、静かな映画でした。
まるで、テレンス・マリック監督が「映画」という様式で建てた壮麗な教会へ行ったようでした。
あるいは、 テレンス・マリック監督の"life the universe and everything"
ヨブ記の引用から始まりますが、信仰につい語るものではなく、私的でスピリチュアルな映画です。
あまりにも私的すぎて、助長気味で、ほんの少し苛立ちを感じます。というか、かなり(笑)
観ていて、白い紙に42と書いて監督に送りつけたくなるような気がしましたが、
その苛立ちも含めて、全ては、過去も未来も、だたそこ在るということなのでしょう。
自分自身との和解を促されているようでした。
スメタナの交響詩「モルダウ」の使われ方が印象的で、好きでした。
大スター共演の家族ドラマのような大宣伝は、嘘ではありませんが、ほとんど詐欺です。
地元のシネコンで観賞しましたが、まわりからは、あからさまなため息と身じろぎが・・・。
単館系の映画館で、ひっそりと上映して欲しかったです。
★★★★【The tree of life】2011アメリカ
観賞からだいぶたっています。
居合わせた他の観客の反応に苛立っていたので観賞メモを書くのは後日にしたら、
そのまま、ずるずると放置してしまいました・・・。
映画館で映画を観るのが好きなので、がんばってます。
なんか、たくさん映画観てるんですね!
うらやましい!!
神秘的な映像に興味を惹かれないと、日本ではとくに寝ちゃう人が多そうな気がします。
>カトリーヌさま 別次元に行っちゃってて、「評価」してはいけない映画のような気がします。
それに、ウカツな評価は相応の知識基盤があるのかや人間性を問われてしまいそう・・・。
>corraさま 予告は、綺麗だけどなんだかわからんポエムのようですよね。
実はイデの因果地平を連想したのですが、そう思ったのは私だけではなかったようです~。
>parsleyさま ええっ?ショー・ペン、ほとんど出ていませんでした?
出ずっぱりだったような気がするのは、彼の役によりそって観ていたからかもしれません。
全然違っていましたね-。
ブラピ主演のファミリーヒューマンドラマだと思って
映画館に足を運んだ人は面食らったことでしょう。
ショーン・ペンもほとんど出ていませんでしたしね。
でも詩的な映像はとても美しかったです。
ほんと単館系の映画館での上映が似合う映画ですね。
ワンテンポ遅れてしまいました^^;
CMだけだと、どんな映画なのかよく分らないです~
見に行こうかな~と思ってたけど、何か行きそびれちゃった。
でも、そういう感じの作品だったのね。
見る人によって、評価が別れそうな感じね・・。
どういう映画なんだ?と、思いつつ、結局見てない映画でした。
こういう内容だったんですね。
モルダウの音楽は印象に残ってます。