フラシュフォワード
- カテゴリ:映画
- 2011/09/25 21:03:17
海外ドラマ観賞メモ。
カナダのSF作家ロバート・J・ソウヤーの同名SF小説を基にしたSFテレビドラマシリーズ。
ファースト・シーズンで打ち切りになっています。
地球上の全ての人々が同時に意識を失ったことによって起きた数々の大惨事の中、
その瞬間、意識を失った人々は自分自身の未来を視ていた・・・。
未来視の中の自分が、幸福だった人々、不幸だった人々、そして未来視を何も視なかった人々。
未来は変わるのか、変えられるのか、未来を視なかった人々の未来はないのか?
原作の小説とは主人公も登場人物も舞台も異なる別のストーリーになっています。
原作では21年後の未来視は6ヶ月後、意識を失っていた時間も違います。
原作を読んでも、SF的な解釈を含めて、テレビドラマシリーズのネタバレにはなりません。
テレビドラマではFBI捜査官の主人公たちが、それぞれの未来視の葛藤をかかえながら、
世界中の人々が意識を失った「ブラックアウト」の謎に挑んでいきます。
誰が、何の為にブラックアウトを起こしたのか?再び、ブラックアウトは起きるのか?
「ブラックアウト」の大惨事は911を彷彿とさせるテレビドラマとは思えない見栄えの映像で、
導入はとても面白く作られているのに、その後が続きませんでした。
自分の未来と向き合う人間ドラマも、SF的にも、FBI捜査ものとしても、かなりユルイ作りです。
着けているとフラッシュフォワードの間も意識を失わないご都合アイテムがあったり、
思わせぶりな謎に包まれた黒幕がいたりとエンターテインメント要素はあっても、派手さはなく、
このドラマの位置づけがよくわかりませんでした。
ストーリーを牽引できる登場人物を排除した「LOST」をさらにグタグタにしたような感じです。
アメリカでの放送は回を追うごとに視聴率が低下していったということに、納得しました。
面白そうなのに続きを観ていないドラマのままにしておけばよかったと、少し思っています。
でも、テレビドラマのおかげで、小説の面白さが2割増しになった感じがしています。
<フラシュフォワード:シーズン1>2009年/全22話
#1 「ブラックアウト」 No More Good Days (原作者カメオ出演)
#2 「未来のカケラ」White to Play
#3 「137ゼクンデン」 137 Sekunden
#4 「黒い白鳥」 Black Swan
#5 「不完全な真実」 Gimme Some Truth
#6 「ハロウィーンの夜」 Scary Monsters and Super Creeps
#7 「贈り物」 The Gift
#8 「タトゥーの男」 Playing Cards with Coyote
#9 「ケイコ」 Believe
#10 「A561984」 A561984
#11 「ゼロの実体・前編」 Revelation Zero:Part1
#12 「ゼロの実体・後編」 Revelation Zero:Part2
#13 「孤独な戦い」 Blowback
#14 「ソマリア潜入」 Better Angels
#15 「スパイ容疑」 Queen Sacrifice
#16 「運命に捕まる前に」 Let No Man Put Asunder
#17 「八岐の園」 The Garden of Forking Paths
#18 「二つの顔」 Goodbye Yellow Brick Road
#19 「軌道修正」 Course Correction (原作者脚本参加)
#20 「ビッグ・ガイ」 The Negotiation
#21 「カウントダウン」 Countdown
#22 「未来に追いつく日」 Funture Shock
【FlashForward】(TV Series)2009-2010アメリカ
>corraさま ドラマシリーズにするより、2時間半くらいの映画にするとよさそうでした。
これ以上の派手さは ないぐらいの作品 でもその後は 指摘のとおり ユルユルです
謎が謎を呼ぶ展開はいいとしても 引っ張りすぎです 途中で見るのが苦痛になってきて4話ぐらいが
限度でした
>でも、テレビドラマのおかげで、小説の面白さが2割増しになった感じがしています。
そうですね ほんとに