落書き
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/09/25 01:35:30
わたしは道路っぷちの自動販売機
外灯の下で通り過ぎる人をただ見ている
夜も更けあれから1時間
誰も通り過ぎる人はいない
退屈さが
空しさになった
寂しいのです
ここに立っているのが
暗い道端に
立ち続けているのが
思い切って背伸びをしてみたい
心をいっぱいに広げてみたい
誰か
わたしに筆とペンキをください
空に大きな落書きをしたいのです
自分の姿を描きたいのです
ただの四角ではありません
大きな大きな四角を描きたいのです
空よりもっと広い
もっと大きな四角を描きたいのです
誰か
いっしょに描いてくれますか
誰か
いっしょに描いてくれませんか
夜の自動販売機って
寂しそう
自分も同じかな
ファイト
メジャーな作品ではないのです。
『一つの願い』だったかしら‥?
全集をひっくり返さないと見つからないかもです^^;
こちらの作品とはちょっと違いますけど なんとなく思い出しただけですので
お気を悪くされたら申し訳ございません。
こちらこそありがとうございます^^
浜田廣介さんって・・・
「泣いた赤鬼」は読んだ事があります
「椋鳥の夢」ですか?
ちょっと調べてみます
コメントありがとうございます。
あちらは電柱でしたけど‥ご存知でしょうか?
自販機も喜びますね!
やさしい気持って大切ですね
mako様
待っている人に
飲み物を買ったのは私です?
ayu様
なにか物にはみな心があるように思います
自分の心の投影ではなく
なにかあるように思うのです?
普通の人は気にも留めないんじゃないですかね…
数学は苦手だった、って言ってたけど
国語はすっごい得意だったんじゃないですか^^♪
いつもみつめてる
たまにこちらに来たかとおもうと
隣の自販機の前
ガチャンと飲み物の落ちる音が
異様に響く
私にも
たまには触れてほしい
虚しい。。
なんという
虚無感。。。
空はいつも青いのに
夜になり
満天の星空になった
そのとき一筋の光が
流れ星だ
私は目を瞑り願った
目を開けると
目の前の人に驚き
いっそう大きく目を開けると
その人はまぶしそうにしながらも
私に触れ
飲み物を。。
なぜか二回
先を見ると
待ってる人がいた
あれ?
もしかして
私?
「わたしがいっしょに落書きを描いてあげますよ」
って言ってあげたいな。。寂しさを消してあげたい。