✪スカーフ
- カテゴリ:30代以上
- 2011/09/14 23:30:57
スカートの裾をひるがえして吹きすぎる風に、
ほんの少し秋の気配を感じる黄昏時。
恋人が欲しいと胸を締め付けられるのは、
そんな時。
季節が変わった。
夫がいるけど、彼は恋人ではない。
結婚して数カ月もたつと、恋人であることを止めてしまった男がいる。
釣った魚にエサはやらないと言ってはばからないし、
勤め帰りに待ち合わせてどこかシャレたレストランで、
夕食を一緒に食べようなんて言う発想はとっくに無縁になっている。
家庭より妻より何よりも仕事が大事で、それが生きがいだ。
でもそんなのはちっとも格好良いことだとは思えない、
妻や将来生まれてくる子供たちのためだと言うけれど、
毎日毎日が充実して暮らせることの方がはるかに大事だと言う気がしてならない。
夫は夫で楽しみがあり、
妻は妻で自分を充実させる方法を見つければいいと言うのなら、
結婚の意味なんてないではないのか。
彼女はそんな思いを胸の中でふっふっと滾らせながら、
家路を急いだ。
そしてふっと、まっすぐ帰ったって、
どうせ夫は午前様だと思うとひどく虚しくなり、
時々ランチを食べる焼き鳥屋のカウンターを思い出した。
あそこなら女が一人で座っていても妙な目で見られることはないだろう、
店のマスターとも顔見知りだし、彼女は通りをいくつか超えた。
店にひとつだけ空いている席があったので、
そこに腰を滑り込ませた。
とたん横にいた男が驚いたように声をあげた。
「な、なんでーーー」
「あら」と見ると夫ではないか。
「あなたこそ、どうしたのょ ? 」
「誰かと待ち合わせか ? 」
「そっちはどうなのよ ? 」
「どうせ家に帰ってもろくな物食わせてくれないと思ったからさ」
「ほとんど家で食べない亭主のために、何作ったって、虚しいわ」
夫が苦笑いして妻のグラスにビールを注いだ。
「実はアポが急にキャンセルになったんだょ」
「そぅいう時、まっすぐに帰るって言う気がないのね」と皮肉が重なる。
「女房が焼き鳥屋で呑んだくれているのにか ? 」
「タマタマそうだったって事ですょ、地味にね」
「アポと言うのはウソだょ」と夫が前言をひるがえした。
「まっすぐ帰るつもりだったが、途中で気が変わった」
「何ともなくてもって回った言い方ねぇ」
「今日はまっすぐ帰らなければならない理由があった。
そして同じ理由で、帰る気になれなかった」
いっになく言葉を慎重に探すふうだった。
夫が何を言い出そうとしているのか、わからなかった。
「今日が何の日か、知ってるか ? 」
そう言われて、彼女はハッとして口元に手をやった。
二度目の結婚記念日。
「あなた、知ってたの ? 何故朝言わなかったの ? 」
「君は完全に忘れていたな、忘れていたというのが腹立たしくもあった。
それに淋しかった」
「ごめん」と彼女はペコリと頭を下げた。
「本当にごめんなさい」
やがて夫は無言でカウンターの下に手を入れると、
キレイな包装紙に包まれた薄く四角い箱を取り出して無造作に妻の膝の上に置いた。
それはエルメスのスカーフだった、手に触れるとひんやりと冷たいような、
同時に暖かい感触。
軽いようで贅沢な絹の重み。
「ごめんなさい」
もう一度彼女はそう言って、夫からの贈り物をそっと頬に当てた。
ミツグくんにはなれましぇん。
人はそれでも・・愛と言うかな。
財産目当ての人なら・・・買えるね・・・きっと。
それ見てない・・・最近見たのはリアル・スティル。
最近何見た? 。
見ます・・・。
爆笑映画って・・あんまり見ないんだょナ~~。
Mr.Bとかの脚本家でし。
サミエル・ホイ。
なんじゃらほぃ。
カールでし。
おいらは・ひらひら・フワフワ~。
そのうちね。
夫婦って。。。いいね。
私も経験をつまネバネバ~ギブアップ。
経験者はガタルカナルタカ。
私も、そう思う。
私も忙しい会社にいたから、働くことの厳しさを知っていたから
「家庭より妻より何よりも仕事が大事で、それが生きがいだ。」というのは、わかります。
男だって女だって野心はあるから、生きがいというより、仕事にのめり込まないと、上は目差せないもの。
でも、例え仕事が生きがいであったとしても、夫婦がお互いに思いやり感謝の心があれば、
熟年離婚なんていう事にはならないのではないか?と思う。
奥様が忘れていた結婚記念日を旦那様が思い出すーーー夫婦は二人で一人とも言われる。
お互いを補って助け合って、一緒に泣いたり笑ったりして絆を深めていくものだと思うから
このご夫婦は幸せになると思う。
経験者は語る~~~でし。
そうやって夫婦は造られていくのよ^^
そんな事言わずに、巻いて巻いて・・・。
私は奥さんが出来たら・・頭があがらないでしょう。
さみすい・・・。
mimi ~~~~~~~~~~~~~!! 。
複雑な人間模様は疲れるから、簡単にしよう。
そっか・・・。
チョ~~~~現実的でし。
ホィホィ・・・・。
相手を探さんとね~~~。
いいでしょ・・それも。
たんすの肥やしになってるなぁ(--
いや、ありがたいもんです(-人-
イミフなコメントだなw
でも、旦那さんに頭が上がらないwww
でも、ハッピーエンド。
うちは、ずっと、すれ違い、かも。
バラの花1本でもうれしいのに、それもわからない・・・なんかね
買い物にいくとよく耳にする言葉・・・家族で買い物・・ご主人が奥さんを呼ぶ「ママこれでいいかね」
子供からにれば確かにママだけどこの言葉はwwwwせめてご主人が奥さんを呼ぶのは名前で呼んであげればいいのにと・・・もしこれが私だったら「私はあなたのママではない」って言うでしょうね
なんせ私アメリカ育ちですからwwwww
向こうがあれしてくれないこれしてくれないって愚痴はきっと両方が思ってる事。
愚痴るんじゃなくてちょっとでいいから優しくすれば相手も返してくれるはず!
なんてのは幻想かしらねぇ^^;
昔はプレゼントもくれてたな。
でもさ、よく考えたらお財布を握ってるのは私だから高いプレゼントなんかもらえるわけがない。
高級なエサはいらんから、こまめにくださいな~(・。・)パクパクパク
想いがこもった物なら嬉しいなぁ(^ー^* )フフ♪
まぁ、相手がおらんと 喜びも感じんけどねっ(*ノω<*) アチャー
さすが~~~~でし。
時間は人を作り成長させますもんね。
うちは、釣る前もエサは貰ってないが。。。
ただし、自由は貰っている。
私が1番ほしいものだから^^
2度目の時にあったけど、思い出せないものですな。
ご近所の焼き鳥屋さん、てのに、ほっとするものがあるね。
それが、夫婦ならこそ、な感じでいいよなぁ〜。
若さゆえ~~~悩む~~~。
相性が、たまたま合わなかったと、新たな道を求めるのみ・・・。
なんて言えてるのは、若いうち・・・。
でも、あんまり横暴過ぎたら、相手はいなくても、逃げてやる~^^
けっこうすごいかしら・・・^^
同じ焼き鳥屋でばったりっていうのがどうもしおらしいですね・・・
エサをやってくんサイナ~~~~~~旦那ハン。
うちの旦那に言って下さい、ブラちゃん^^
バシバシあげますから・・、太っちゃやーょ。
『釣った魚にも エサをくれ!!』