ドラマ【テンペスト】【絶対零度】
- カテゴリ:テレビ
- 2011/09/14 17:16:18
【あらすじ】薩摩派の与那原親方が、清国派の宜野湾親方や朝薫を重臣より退け、王府は薩摩の言いなりになってしまう。浅倉はフランスから軍艦を購入する交渉を寧温に依頼するが、寧温が拒否すると、寧温を降格し儀間親雲上を交渉に当たらせた。寧温が抗議しても浅倉の意思は固く、取り付く島もない。一方御内原では、真美那が尚泰王の娘を出産。寧温は真鶴として聞得大君が生まれたことを祝福し、馬天ノロの勾玉を真美那の娘に託す。
【感想】寧温~うしろ~! まったく間が悪いですね。いくらなんでも王府の中で浅倉と抱き合うのはまずいでしょうw 尚泰王ってどこか可哀相な人…。次回は最終回ですが、これでまた寧温は真鶴としても失脚してしまうようです。なんて浮き沈みの激しい人生だ…。このドラマを見て、ウィキペディアなどで琉球王国の王府とはどんなものだったのか、ちょっとだけ調べてみたのですが、恐らく中国の科挙を取り入れた科試という制度があり、優秀な人材は身分を問わず王府に入ることができたり、王府に入った後でも、親方という重臣になるには、身分ではなく才能が必要だったりして、よほど日本よりしっかりしてるような気がしました。ドラマを見る限り、何でも王命でやってるわけでなく、重臣の協議で進められてるようですし、まさに君臨すれども統治せずを極東の小さな島国が実施してたのかと思うと、ちょっとすごいなぁと思いますね。まぁ制度がしっかりしてても、それが長く続けば腐っていくものですが、実際はどうだったんでしょうね。さすがにそこまではわかりませんでした。王の側室になるにも試験があったりして、魚屋や百姓の娘に手を出して世継ぎを生ませた将軍よりも、ずっとマシかなと思ったり。今回特に大きな動きというものはありませんでしたが、寧温が真鶴と同一人物であることが真美那にバレてしまったり、嗣勇が真牛に誑かされて寧温を裏切ったりと、あまりいい感じではありませんでしたねぇ。真美那はとてもいい娘なので、むしろ寧温と真鶴が同一人物であることを知って喜んでいたようですが。こんな気持ちのいい娘っているもんですかねぇ。逆に嗣勇はバカですよね。どう考えても真牛が寧温を恨んでいるのは明白。何故彼女の言うことを簡単に信じてしまったんでしょう。まぁバカだから孫家の養子が務まらなかったんですけどね。父親の幽霊だって、寧温を責めているのではなく、真牛の言うことを信じるなって言ってたのかもしれないし。だって寧温が孕んだのは第一尚氏と第二尚氏の両方の血を引く男の子なんですよ。もし琉球王朝が続くとしたら、これ以上相応しい血筋もないと思うし、第一尚氏の血が入ることになりますから、父の願いは半分くらいかなったようなものです。てか、元々無理だったんですよね。重臣と側室の兼任なんて。どちらかにすればいいものを、欲張ってしまったからとんでもないことになっちゃうんですよ。まぁ結局明治維新以降琉球は日本に併合されてしまうので、最終回では滅びの美学みたいなものが見れるのでしょうか。
【あらすじ】昭子が自ら警察に出頭してきたが、泉以外には何もしゃべらないと言う。泉は産院の放火事件や塚本射殺事件、そして対策室が捜査してきた数々の事件の黒幕に昭子がいると考えられていることを彼女に告げるが、昭子はそれに答えず、大学院生の川島という男と、自分の持っていた手帳を調べて、自分の出すテストに答えることができれば、柴崎外相誘拐事件のヒントを与えると言う。結果、彼女が黒幕と思われていた事件に彼女が関わっていないことや、昭子自身が戸籍上死亡していることなどがわかった。
【感想】うーん、対策室が使っている警察無線がすべて傍受されてるんですから、そりゃ先手打たれるわなぁ。対策室にあった箱は、木幡が警視庁に潜入した時に置いてったものなのかな? 何が入ってんでしょうね…。昭子は木幡を捕まえたいと言ってたのに、何故まったく似ていない似顔絵を作成させ、張り込んでいた喫茶店に木幡が入ってきても、何も教えなかったのでしょう。まさか昭子は木幡に動かされていて、対策室の中でも潜入捜査担当の泉たちの顔を確認させた? しかしそれなら、木幡が警視庁に出入りした時にも確認できそうなもんだけどな。来週このドラマも最終回ですが、これ潜入捜査とかする必要あんの?と思われる事件も多々あったけど、初回と木幡が出てきてからの事件は面白いですね。堀内の怪演も光ってます。ただ、対策室で長嶋や白石などが働いている姿を見ると、返す返すも前シリーズって一体なんだったんだろうと思いますw