Nicotto Town


およよ・れおポン


とりあえず余談としての放射線4(しきりなおし)

この記事、前の3から、まる二ヶ月開いてしまいました。


放射線のことをブログに書きたいと、少し調べてみるのだが、なかなか責任を持って書けるところまで行かない。
量子力学の簡単な本を読んだだけでは、原子核崩壊のことはさっぱりわからない。

それもそのはず、研究者自身が解明できていない領域だから。

粒子の振る舞いなど、計算するための式などは存在し、実験などでも、その式が有効なのは確かめられつつある。
しかし、その解釈を、筋道立てて説明できる状態では無いらしい。

僕が本を読んで感じることと、解説文とで、解釈が違うことが多い。


そういうことで、なるべく、不明な部分には触れないことと、

自分の中で納得できていることを中心に書いてみることにした。


そんな状況なので、書いてあることは、定説とは呼べません。

   —————

量子論を感じ取ってもらうために、まず、少し常識を見直してください。

小学校の算数で、純粋理論として、
「無限に小さな点」
「点が列んで、無限に細い線」
「線が列んで、無限に薄い面」
「面が重なって、立体」
と習う。

それが、人間が住む空間。

そうした考え方を習ったはずだ。

でも、現実的には「無限に小さな点」など無いし、「無限に細い線」も無い。
もうちょっと現実的にこの世の中を感じ取りたい。

物の一番小さな状態。
何か、物を切り刻んで、どんどん小さくしたら、物の素の素まで行き着くだろう。
それが、この世で最も小さい物であるはずだ。

それが素粒子。
「この世で最も小さな、点」
「その粒子が飛んだら、線」
そう言えるだろう。


「放射線」と呼ばれる「モノ」は、
「原子から粒子が飛びだした」ことをさして「放射した線だ」という名前なのです。

広くは、電磁波でも粒子でも、全部ひっくるめて「放射線」ですが、一般的には害のある「電離放射線」のことをさします。


アルファ線 :中性子と陽子がくっついた、大きな粒子。ヘリウムの原子核と同じ物。

核分裂などでできた物質が、原子核が大きすぎる状態から、原子核の材料、中性子と陽子を放出する、α崩壊により出てきます。
出てくる粒子は、ヘリウムの原子核と同じ物です。
粒子が大きいので、何か物質に当たると、すぐ勢いが無くなります。
その後、てきとうに電子を拾って、ヘリウムになっておしまい。


ベータ線 :電子が飛んだもの。

エネルギーが大きく不安定な原子核が、マイナスの電気を放出することで安定化する、ベータ崩壊により出てくる線。
正体は電子で、飛んでいる間、周辺の物質の電子をはじき飛ばします。
ただ、物質にぶつかると、すぐに、その物の電気として吸収されてしまうので、影響は「表面」にとどまる。
物で簡単に防ぐことが出来るので、放射性物質を体内に入れなければ、ベータ線の影響は少ない。


ガンマ線 :原子核から、光が飛び出したもの。

エネルギーが大きく不安定な原子核が、電磁波を放出することで安定化する、ガンマ崩壊によりでてくる線。
電磁波のなかで、波長が短いものを光と呼ぶ。
光は、微細な状態では「質量の無い粒子」として観測される。
その粒子を「光子」と呼ぶ。
ガンマ線は、高エネルギーの光子である。



…え〜、この、「光が粒子である」という部分が重要で、その話は次回。
(って、前回も同じような締めくくりだったな)

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