ボクイロ、キミイロ。
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/09/10 09:33:21
深緑色の悲しみのなかで
たった一つの喜び探す
哀しみに染まった藍色の中の
乾いた心は誰のモノ?
沢山の色が溢れ出ているこの世界
自分の色を見つけるのは至難の業で
僕は裏切りを繰り返し
君の心を傷つける
だけれど君はその傷隠し
ココロを絵の具で塗り潰す
僕の生命は真っ黒く染まり
哀しい色した君の瞳が
ただただ僕を受け入れる
悪夢の中の闇の糸
たゆたう僕は手を伸ばす
伸ばしたその手をひきとめるように
上から音が降ってきた
静かな声が心に響く
この色きっと、君の声
透明で奇麗で、僕とは真逆
僕の言葉は無彩色
君の哀しい瞳の奥の
僕への想いは暖色で
気づかぬフリはもう終わり
無色の僕は、サヨウナラ
「無色=無限の可能性を秘めている。」
その考えかたって素敵だと思ったー。
それは虚しい響きで。
無限の可能性を秘めている色。