陰と陽の間
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/09/01 18:39:29
陰と陽の間(はざま)
空がにじむ黄昏時
山は次第に
墨の色に染められていく
その色が濃くなるにつれ
山の形がはっきりとしてくる
こんなにも美しい形をしているのに
誰も見ようとはしない
心に沈むわびさびの気持ち
もののあわれ
紫がかる空
藍色の空
一面に広がる濃い紺色の空
いにしえからの時が流れ込む
世界は常に変わる
誰も知らなくていい
わたしだけが知っていれば
今日知らない街角に立ち
明日もまた違う街角に立つ
黄昏時は逢魔が刻
昼と夜を分かつ時刻
そこにいるのは
いったいどなたでしょうか
とても嬉しいコメント、どうもありがとうございます♪(=⌒▽⌒=)
黄昏時、いつも見ている木がふと違うものに見えたりとする時間ですよね?!
シルエットがくっきりと浮かび上がり、ドキッとするほど美しい形だったと気がつくときもあります。
黄昏時は逢魔が刻、何かありそうなきがしますよね!!(^ー^)
…もしかしたら、自分すら「忘れてみたい」のかも知れません。
黄昏時は、何やら秘密を隠し持っているような気がしてなりません(^-^)
とても嬉しいコメント、どうもありがとうございます♪(=⌒▽⌒=)
昼と夜の間、陰と陽の間、不思議な時間で不思議あふれるくうかんですよね!!
『源氏物語』夕顔の巻ですね☆
薄闇の中にほの白く光るように咲く花、ぼんやりとしたような感じです。
あて推量ではなく、もっと近づいて私を見定めたらいかがでしょうか、さすが源氏の君らいしいです(*^o^*)
そんな陰と陽の間の黄昏時をうたった素敵な詩に感動です!(。◠‿◠。✿)❤
『寄りてこそ それかとも見め たそかれに ほのぼの見つる 夕顔の花』
by光源氏☆彡