菅さん、おつかれさま
- カテゴリ:恋愛
- 2011/08/27 09:56:45
正式に代表の辞意を表明、さすがに今度こそ辞任するようです。
巷ではほとんどの方が酷評していますね。
私も総理大臣としての手腕に限ればボロクソに言わざるをえません。「やるべきことはやった」というより「やることをやろうにもあまりできなかった」という評価が妥当でしょう。ニコッとタウンでも肯定的にとらえてる人は見たことがありません。
ただ、私は菅さんのこれまでの生き方、立ち回りについてはかなり好感を持っています。
なぜなら、これまで「闘って勝ってきた人」だから。
二世政治家ではないし、恵まれた環境で政治活動をスタートした人ではありませんでした。一介の社会活動家から社民連というミニ政党に拾われてやっと国会議員になった、叩き上げの人です。過去10年の総理大臣=鳩山さん麻生さん福田さん安倍さん小泉さんはみんな二世議員です。若い頃「総理大臣になるかもしれない」とまったく思われてなかった人が総理になったのは森喜朗さんくらいまでさかのぼることになります。
菅さんを世に知らしめたのは、厚生大臣として薬害エイズ事件に取り組み、厚生省官僚と真正面からやりあった時。
当時はいまと逆で、ほとんどの方が菅さんに好感をもっていたと記憶してます。とりあえず官僚を叩いておけば人気が上がるという安易な時代でした。
また、この頃に官僚寄りでない立場を明確にしたことは、結果的に総理辞任につながるフラグになったと思ってます。
政治家としても、総理大臣としても、苦しい闘いの連続でした。何度か落選もしています。しかし勝ち負けを繰り返しながら、勝負どころできっちり勝っていまに至っています。
総理大臣に就任して間もない代表選では小沢さん有利の下馬評を覆して見事に勝利しています。いま思えばそもそも総理大臣就任直後に党代表選をやること自体が異常でした。
その後も、尖閣諸島の中国不審船対応、前原氏の献金辞任騒動、自身の北朝鮮献金疑惑、松本龍氏のあっという間の辞任騒動など、対応に手を焼いたゴタゴタに事欠きませんでした。
そして極めつけが、3月11日以降の震災対応です。
情報をあまり公開しなかったことがどう評価されるかは、もう少し先に判断したほうがよさそうです。
私自身、福島原発の関連情報が出てこないことに当初かなり腹を立てていましたが、いまはちょっと冷静に考えられるようになりました。
情報を抑えたことで、福島県内が結果的にパニックにならなかったのは評価すべきことなのかもしれません。
生命に関わる話であればいますぐにでも批判すべきなのだけれど、拡散した核種からして
子供に甲状腺がんが高確率で出てくるのは数年先ですし、子供も含めて5年やそこらで生命に関わる危険は少ないとみて間違いないでしょう。白血病で亡くなる方は今年から少しずつ増えるのでしょうけど・・・
そして、不信任案を辞任示唆で乗り切ったことも見事でした。
当時のコメント見ても「辞任する」とはひとことも言ってませんね。裏の真相は不明ですが、世間の人々を煙にまく形で乗り切ったのは確かです。
何度も闘って、ブーメランも食らって、身をもって政治家としての処世術を学んだ人だからこそできる立ち回りなのでしょう。
最後の最後の見せ場は、捨て身で三法案を成立させたこと。
再生エネルギー特別措置法あたりは自民党がすんなり賛成するとは思えませんでしたので、菅さんが捨て身で臨んだからこそ成立したものでしょう。
「菅の顔をどうしても見たくないなら成立させてくれ」のセリフが効いたのでしょうかw
激動の時期に1年3ヶ月もまがりなりに政権が続いたのは
政治家としての実力があったからでしょう。
地味なところですがB型肝炎訴訟もほぼ解決に持ち込んでいます。
震災対応がなければ、もう少し前向きな法案にもひとつくらい取り組めたと思います。
次期代表に立候補してる方で、応援したくなるような魅力的な人はいません。
なんとも惜しい人を失う気がします。
(念のため)
ニコッとタウンでは政治色のある話は極力書かないようにしてます。
言いたいのは菅さんの人となりや生き方に好感を持っていたということです。
誰もが認める輝く人が総理になることなんて、まずないのかもしれませんね。
もっとも、誰もが認める人はあんまり輝かないのかもしれません。
しかし、民主党に移ったことも、実は、びっくり致しました・・・。
そして、自ら光輝く人もいれば、縁の下の力持ちもいます。
また、誰かに光を貰って、頑張れる人もいます。
管さんの場合、どうだったんでしょうね。。。
器的に考えてみれば、一国の総理大臣という雰囲気では、ないように感じてました。
かといって、鳩山さんや小澤さんが良いのかと言えば、そうでもなくて・・・。
ま、民主党には、人を引き付ける強烈な人が居ないってことが、残念に思います。
小澤さんも挙げる人もいますけど、彼は、その強面の風貌で、ずいぶんと損をしてると思います。
ながながと、書き込んで失礼しました。
褒めるというのはちょっと甘い気もしますけど、
仕事に対し逃げ腰にならず、最後は捨て身で取り組んだのは立派だったと思います。
前の人たちが能力以前にヘタレすぎたという対比も影響してるのでしょう。
今風に言えば、風評被害の立った農作物を食べる簡単なお仕事ですね。
為替注視もそうですが、大臣の仕事が短絡的に捉えられて久しい気がします。
なんて みんな思ってるんじゃないんでしょうか
その点 管さんは立派だったと思いますよ
誰も褒めないみたいだから せめて拍手を送りたいと思います
管さん おつかれさまでした
「ニュース」で書くと変な人が来るのでw