Nicotto Town


きいてニコタリーナ


お馬鹿な萌え語りの予定だったのに

ニマニマ(*´∀`)ニヤニヤ ←今俺こんな顔。悶絶中。

ファミ通.comの、イベントシステムに関する記事の冒頭画像。

ミラの横顔を、頬を赤くして見つめるジュード……なんて可愛いんだ。

(恥をかいたとかで赤くなってるのかも、と言う可能性は脳内から全力で排除だ!)

年上の綺麗なお姉さんに、密かに憧れる思春期男子っておいしい。

もういっそ、別にミラとくっつかなくたっていいんだ。この片思いがいいんだ。

自分の想いが届かないと分かったジュードを親身に慰めるレイアに、

途中で心変わりしたりさえしなければ。

もしくは、エンディングでいきなり数年後の未来に飛んだかと思ったら、

やっぱり幸せは身近にあったんだ、とばかりにレイアとくっついたりさえしなければ。

あのね、私にとっての問題は、「ヒロイン」という肩書きなのね。

私にとっての「ヒロイン」は、とても神聖な称号。

レイアを最初からヒロインとして紹介するなら、別にくっついたって構わないのね。

でも、男主人公=ヒーロー、なんだから、女主人公=ヒロインじゃない。

ストーリーはいくらでも常道を外してくれて構わないし、その方が面白いけど、

ヒーローとヒロインが結ばれるって部分は、王道であって欲しいのね。

いくら奇抜な物語を作るとしても、いくつかの「ベタ」つまり王道は押さえるべきだと、

一人の物語読みであり、しがない物語書きとしては、強く思う訳ね。

ベタがあるからこそ、読み手は安心できるし、独自性も輝く。

グレイセスやヴェスペリアは私にとって、外すべきところを外さず、

外して欲しくないところばかり外していた。不要な予定調和。矛盾だらけの意外性。

そして、ひどく露骨な萌え狙い。

その上、物語の言いたいことも、なんかすごく浅くて幼稚に見えたんだよね。

訴えたいことがよく分からなかったし、結末にも納得いかなかった。

一度得た便利な文明を手放すなんて、本気でできると思ってるの?

どうしてアガーテは死んだのに、リチャードは死を以て償わないの?

……エクシリアは、アビスと同じようなシリアス系の物語らしい。

戦争と、世界の存亡。ファンタジーは、現実の世界の雛型。

ジュードもミラも、たくさん走り、たくさん叫んで、つらい思いをするのだろう。

たくさんの人が戦い、それよりたくさんの人が踏みにじられて死んでいくのだろう。

それでいい。世界の存亡がかかった大事に、人が死なないなんてありえない。

誤解を恐れずに言えば、「人を殺しても構わない」世界の話なんだ。

「人が死ぬこと」を通してしか伝えられないことを、誰も死なずに伝えられるんだ。

たくさんの苦痛や葛藤を通して、大きな問題提起をして欲しい。

欲しいのは安直で独りよがりな「答え」じゃない。読み手に「考えさせる」ことだ。

主人公の苦悩を共に感じて、どうすればいいのかと必死に考えればいい。

傷ついて、泥だらけになりながら、最後に1輪の小さな花を手に入れればいい。

私は、そんな物語を読むことを望み、そんな物語を書けるようになることを望みます。




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