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- カテゴリ:日記
- 2011/08/23 22:50:04
森博嗣さんの「スカイ・クロラ」を読んだのですが、おもしろくなかったです。
スカイ・クロラシリーズはずっと気になっていて、全作揃えてから読もうと思っていたのですが、
私は、一般的に高評価されている作品と相性が悪いことがとても多くて、
なんだか嫌な予感がしきたので、手元にある1作目を先に読むことにしました。
予感的中。
「スカイ・クロラ」のアマゾン・レビューを見てみると(現時点で)
★★★★★53%、★★★★29%、★★★7%、★★8%、★3%
この3%が、気持ちいい私って・・・w
主人公は戦争がショーとして成立する世界の戦闘機パイロット「僕」
成長が止まり思春期の姿のまま永遠に生き続けることができる「キルドレ」達が戦争を仕事にしていた。
おもしろくないのは、わからないからかもしれないです。
会話だけで進むシーンの多い一人称の小説は、苦手です。
ポエムのような主人公の語りの部分も気持ち悪くて、苦手です。
苦手なので、読み飛ばしてしまっています。
きちんと読めれば、おもしろいのかも・・・。
ミス・リードを誘われているという感覚があるのだけれど、それが何かわかりません。
各章冒頭のサリンジャーの短篇集「ナイン・ストーリーズ」の引用が印象的なのですが、
それで余計に混乱しています。
それも、著者の意図したことのうち?
キルドレのドレは、ドレブリンで、チルドレンのドレと、ダブル・ミーニングかな?
めんどくさいから、考えるのはやめました。
シリーズ全巻を読み終えた時に感動が、というレビューもありましたが、
たぶん、私が続きを読むことはないだろうと思います。
私には、「スカイ・クロラ」はこれで完結しているように思えました。
時系列で「スカイ・クロラ」が最後だからではなく。
あと、章題も英語で、いちいち辞書を引かされるのにもうんざりしました。
日本人の小説なのに、めんどくさいったら。
押井守監督でアニメーション映画化されていますが、未観賞です。
「ナイン・ストーリーズ」を読んだのはずいぶん昔のことで、とくに熱心でもなかったのに、
断片的なイメージが自分の中にけっこう残っていたということを発見しました。
でも、アニメ―ションを見ることはなさそうです。小説の続きも。。。
原作があるのは映画を観てから知りましたが、読みたいと思わなかったです。
私の場合メカは楽しめたけど、ストーリーに惹かれるものは無かったみたいです。
キルドレという特殊な存在の視点から書かれているので
説明不足は自由に補填して良いよ、て作品なのかも知れません。
森さんは作中人物が嘘を吐くのはあり、と考えてるみたいだし~
レビューはサクラも含めて参考にしています。なので、自分でレビューは書かないけれど
読んだ本は、けっこう「参考になりましたか?」の「はい、いいえ」をポチっています。
>カトリーヌさま 好きな小説でけっきょくわけわからないというのは多いのですけど、
ちゃんと読めば?でないかもしれないし、この小説は前段階でザセツしてしまった感じです。
アニメーションの方は絵柄が苦手な感じです。気にはなるのだけれど・・・。
>corraさま 「スカイ・クロラ」はカンナミの記憶の再構築でしかないのでは?
実際の出来事とは違っているはず、と思ったりもしました。いろいろ。はてさて。
最後の引用では、読者にはわかからないでしょうという方向に振っているし。。。。
著者の手の上で踊らされてたまるもんかー!って、そうくるのか、自分www
>こつまなんきんサマ えええっ?バラードがおもしろくないなんて!と思うけれど(笑)
やっぱり、何が面白いかは、人によって全く違いますねー^^
バラードの「結晶世界」。
超つまんなかったッス。
全巻通して読んでも?の多い作品でした。
実はキルドレは死にません。なのでクサナギも死んでません。
クサナギがカンナミだったりするのかもしれない。
ワタシは途中で「夢オチ?」と思ったりしたのだけれど
(過去の短編に似たような設定で書いたものがあったので)
「スカイイクリプス」の最後の一編の最後の台詞が暗示的です。
全編、空にあるキルドレたちは「綺麗」です。
うん、そのうちまた読みなおそーっと。
自己完結かっ!
登場人物の心の揺れが微妙に表現され、
丁寧な作りになっているとは、思いましたけど、
感想としては、ながつき様同様に”?”という気持ちになりました。
自分も、1回だけどうしても許せない本があって、★1つのレビューを書いたことがあります。
面白かったのは、「このレビューが参考になった」としてくれた人の方が多かったこと。
俺の名前で検索したら、見つかるかも知れません。ははは