松本零士の世代なんです
- カテゴリ:マンガ
- 2009/05/08 01:10:18
40歳の僕にとっては、小学生時代に松本零士の全盛でした。
そんなことを言いながら、好きなマンガは松本零士の中でも古いほうの「男おいどん」です。
昭和中期が舞台で、九州から上京した大山昇太(おおやま のぼった)とういう貧乏青年が、ぼろアパートで必死に生きる話。
なんとなく、僕の人格形成に多大な影響を与えたような気がする。
その後に描かれた、貧乏少年が一人で奮闘生活をするキャラクター設定を引き継ぎつつ、舞台をSFの、科学や工業の発達の行き着く先で起きる巨大な陰謀に設定した「大純情君」が、僕の年齢と一致する作品。
陰謀は巨大なのだけれど、そのことそのものよりも、少年の日々の中で、何か裏でうごめいている、謎の組織がある、という生活が描かれていて、あくまでも少年の物語というところが面白い話でした。
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その一方で、藤子・F・不二雄の「ドラえもん」も読んでました。
僕がのび太と同じ10歳前後だったので、ずいぶん共感した気がします。
ちなみに、僕の「れおポン」が前後でひらカタ混在なのも、ドラえもんの影響です。
でも、実は藤子・F・不二雄さんのマンガは二十歳前後に読んだ短編こそ、印象に残っています。
やく二十年前ですね。
マンガの市場が大きくなって、多様なマンガが出始めた頃です。
いわゆる「大人」も少年誌を読むようになった頃。
(これが実は幼稚な人間だという問題はとりあえずおいといて)
時勢で、藤子・F・不二雄さんも、今までと違う雑誌の仕事が増えて、スターログというSF雑誌などにも描いた。
もともと科学的視点が強いファンタジーを描く人なので、過去の「子供向け」という位置づけの作品よりも、この頃の短編のほうが、藤子・F・不二雄さんの思慮深さや人間性が強く出ています。
もちろん、子供向けのほうも思慮深いのですが、風刺のトゲが痛くないように、丸く柔らかく描いてますね。
ただ、短編の、もう少しはっきりと考えを前に出した感じが、藤子・F・不二雄さんの強さが見えて好きです。
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この二人のマンガを読んでもらえば、
僕が、僕の自己紹介をするよりも、
僕の性格がわかってもらえる様な気がします。
あ、二人の人柄から僕を想像すると、リアルな僕よりも高い人格に想像されちゃうな。
半額に安売りしてください^^
ちなみに、アバターを藤子・F・不二雄さんみたいにしてみました。
最初は、機械の体を手に入れたいと鉄郎は願う。それが強くなることだと信じている。
でも、旅をするうちに、鉄郎は成長している。心が強くなっている。
そして、終着駅で、鉄郎は機械の体になることを否定するわけですね。
マンガの999が始まってからそろそろ30年ですが、今の世の中、機械化人間が増えてきたように感じます。
結構おもしろい びっくり でもちょっと暗めのお話ですよね
私はハーロックが好きです♪
僕の世の中の見方の基礎の始まりが、どうも999で描かれた社会への疑問に在る様な気がします。
むむ、なんか「の」がいっぱい並んだ文になったぞ。^^
999と1000年女王をちょこっと読んだぐらいです。