Nicotto Town



我が家の場合2


今回のアバターはロリコン様へのサービスカット仕様


祖母の代からお寺とお墓と分骨をしていた。

お寺は檀家なのでお寺に買った納骨堂はお坊さんに申し出をして

お花、お線香、お供物、ろうそくに火をつけて待っているとお坊さんが来て

お経を詠みあげて戒名を読み上げてくれる。

お墓の方は山の斜面にものすごい量の市営のお墓があって、

山のふもとのお寺の檀家でない人のお墓もある。

古い墓地なので、外国人墓地もある。

山のふもとのお寺は檀家の人の予約で手がいっぱいで、

檀家でない人のお墓はお坊さんが来てお経を唱えてくれない。

祖母の話だと以前はまだお坊さんの手が回ったが、

祖母の代になるとお墓が増えすぎて、

山のふもとのお寺のお坊さんは檀家の家だけにお経をあげる事になったので、

それ以来、祖母がお経の本を持って行ってお経を代表して詠みあげている。

たぶん其の変わり目の時に

祖母がお経を詠んで貰えないのが可哀そうにおもったのか

檀家でない家は断られるようになってからそうしている。

それが私まで引き継がれている。


古い大きな墓地なので、中には誰も来ない墓地もある。

祖母の代はお花を多めに持って行って、

知った家だとお花とお水をかけて手を合わせて居た。

母の代になると全く知らない人なので、それはしていない。

娘しかいないので苗字が違うので、横に石碑を建てて、

苗字が違ってもお墓を引き継いだ人が入れられる様にした。

お墓の横の石碑に名前が彫られて行く様になっている。

娘しかいない家は結婚した家のお墓に入る事になる。

すると其のお墓は途絶えてしまうのだ。

それを防ぐ為に母がそうした。

叔母一家が祖母のお墓に入りたいと言って来た事がきっかけだった。

だが、実際は倍率が高い新しい市の斎場が当たったので、

其処を叔母の一家はお墓にした。

車で斎場の前まで行けて、山を登る必要が無い。

歳を取った時に車いすでも行けると言う事である。

我が家では還暦をめどにお寺だけで良い事になっている。

私は今年も山のお墓に行ったけど、

山のふもとのお寺は車の駐車場は止めさせてくれない。

市から車を道路に止めない様に指導されている。

それでも山の近くの車道は違法駐車の列である。

私と娘家族は公共の乗り物を乗り継いで、

妹は離れた所の駐車場に

それぞれが山のふもとのお寺のお水と桶と柄杓を貸してくれる所で待ち合わせた。

が、なんとそこに堂々と違法駐車をしている車が数台ある。

娘家族と「ああ言う人達が居るのって、いやねぇ」と言っていたら、

近づくにつれて見覚えがある車だ。

だんだん私たちは無口になる。

そしてドアを開けて見覚えがある人間が出てきた。

息子である。

息子が大きく手を振って、「遅いぞ!どれだけまたせるんだ!」と

怒鳴っている。

もう・・・・、周囲の人は見ているしぃ・・・。




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