ドラマ【新・警視庁捜査一課9係】【ブルドクター】
- カテゴリ:テレビ
- 2011/08/11 12:38:17
【あらすじ】商社に勤める坂本が、人気のない場所で刺殺された。凶器はそばの水中から発見された細くて長いペーパーナイフ。唇には口紅が少量ついており、かばんの隠しポケットに、どこのかわからない鍵が隠されていた。勤務先で得られた情報によると、坂本は縁故で採用されたため、管理職であるにも関わらずほとんど仕事をしておらず、毎日定時退勤していたと言う。しかし妻・奈津江の証言によれば、坂本は毎夜遅く帰宅していたらしい。そして最近若い女性ともめているという情報もあったため、愛人の存在が疑われた。
【感想】なんとも複雑なお話でした。途中CAが自白してから、はっきり言って私も青柳状態w 加納たちが何を調べているのかさっぱりわかりませんでした。ペーパーカンパニーの名前って、前にどこかで出てたっけ? どこかでチラリと出てたかもしれませんが、まったく記憶にないですw 例えば紙に書いてある名前が映っただけだったりすると、ちょうどその時画面を見ていないとわからないもんなぁ。複雑なお話が最後は復讐ってことですっきり集約しましたが、ちょっと偶然が重なったのが気に入らなかったですね。CAが商社マンと飛行機内で乗り合わせるのは、まだ許せるとしても、妻の昔の同窓生と意気投合して一緒に女装を始めた相手の秘書が、自分がイジメ抜いて自殺に追い込んだ社員の父親だったというのがどうにもね~。あとパワハラの話も、別に昔イジメられていた過去があったとかいう設定、必要なかったと思います。誰もがそうなるわけじゃないとフォローはしてましたが、そうならない人の方が多いし、イジメてた側の人間がパワハラに走ることだって多いと思います。複雑な話なんだからあそこは端折ればよかったのに。それだと真澄の出番が少ないかw あとこれは毎回気になってるんですが、どうにも9係って警視庁の部署とは思えないくらい、何でも自分たちでやっちゃいますよね。例えば今回だと、口紅の種類を限定したり、シュレッダーの中身を復元したりするのは、鑑識や科捜研の仕事ではないかと思うのです。鑑識は米沢さんがごくたまに出てきたりしますが、科捜研はまったく出てきませんよね~。警視庁って科捜研なかったんでしたっけ? ってしっかりあるな。青柳主任の取調べは違法臭いし、9係って結構古い感じの刑事ドラマですよね。取調べの可視化も義務化の方向に傾きつつあるし、青柳これで主任から引き摺り下ろされそうだなw
日テレ 水曜夜10時~
【あらすじ】珠実の夫・高広が、海外に1週間出張に行くことになった。珠実は不安になった康介に、危険な仕事をやめてと頼まれ、返答に窮してしまう。珠実は勤務中、職場宛に届いた彼女への脅迫状を受け取る。死因に不満を持つ遺族からの脅迫状だったが、珠実は単なる嫌がらせだと脅迫状を捨ててしまう。その後珠実に脅迫状の送り主から電話がかかってきて、康介を誘拐したので指示に従えと言う。
【感想】なんか2週続いて過激な事件が起きるなぁw もうちょっと主人公に普通に解剖させてやれよwと思ったのは私だけでしょうか。ガチで感想を述べますと、最後に犯人たちを見逃したのはいただけない。確かに警察の説明が不足していて今回の事件が起きたのかもしれないけれど、誘拐ってのは大罪。見逃すにはちょっと大きすぎる。最後には犯人たちの気持ちを理解したとはいえ、誘拐された張本人の康介には、トラウマに残りかねない事件。珠実も釜津田も甘すぎるなぁと思いました。珠実は見逃したいと思っても、そこで釜津田がだめです!って止めてほしかったな。止めなかったってことは、私は彼女は刑事に向いてないと思うw つか、陽はまた昇るの遠野に言わせると、刑事に向いた人間なんかいないそうですから。凶器を持つ犯人を前にしても動じることのない裏打ちされた戦闘力、関係者すべてを疑う猜疑心と疑われた関係者から厭われてもめげないほどの面の皮の厚さ、1日中捜査に駆けずり回り時には何日も完徹できるほどの体力。そりゃあ向いてる人いないわな。釜津田はキャリアなんだから、さっさと上を目指せばいいのに。しかし何に躓いて所轄に飛ばされたんだろう。これはそれから描かれていくのかな。あと、誰かがアル中の武田に救いの手を差し伸べて…と前回の感想で言いましたが、とんでもないやつに気づかれてしまいましたね。名倉は一体武田に何を要求したんでしょう。名倉は最近の法医学教室を見て、皆が珠実のペースに巻き込まれていくのを、苦々しく思っていそうなので、そのへんがちょっと心配。何を考えているのかわからないポーカーフェイスなところがまた不気味です。ひょっとしたら、名倉がラスボスなのかな?